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今日から僕は僕じゃない  作者: 氷瀬 豊
第一章~今日から僕は僕じゃない~
75/100

第七十五話~…………早いような気がする。~

「優衣ー、起きろー。」


「…………ん。…………兄さん?」


「朝飯だってよ。」


「…………はーい。」


…………今何時だろ?

僕は辺りを見回して、見つけた時計を見た。

…………6時半…………早いような気がする。


「優香ー、起きろー。」


僕がそんなことを考えていると、兄さんは優香を起こそうとしていた。


















朝御飯を食べ終わり、僕たちは話ながらコーヒーを飲んでいた。


「今日はどこかに出かけない?」


不意に美優さんが言った。


「…………買い物にいきたいの?」


「…………最近は一人だったからどこもいかなかったし…………久しぶりにいきたいなー、と思って…………

ダメかな?」


「私は別にいいけど…………みんなは?」


「私たちは大丈夫ですよ。」


静香さんの問いに、咲ちゃんはすぐ答えた。


「じゃあ、私たちもいきますっ!!」


それに続くように、優香も返事をした。

僕も暇だしちょうどいいんだけどね。

僕たちは買い物にいくことになった。

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