第七十四話~俺はどこで…………。~
あの後お風呂からでて、借りた服を着たんだけど……………………ピンク…………こんな服を着ることになるなんて思ってなかったよ。
僕はそのままリビングに向かった。
「お風呂ありがとうございました。」
僕が美優さんに言うと、美優さんが僕を見ていった。
「服、サイズは大丈夫?」
「ちょうどいいです。」
「それはよかった。」
「じゃあ次は、私たち行ってきますね。」
優香はそう言って、唯ちゃんと咲ちゃんをつれて、リビングを出ていった。
「ここなら広いから、ここで寝てね。私たち二人は私の部屋で寝てるから。」
そう言って美優さんは隣の部屋に入っていった。
僕たちが連れてこられたのは、布団が四つ敷いてある部屋だった。
他は特に何もおいていない。
「布団だ~。」
優香は布団に飛び込んで転がっている。
「優香、みんなの布団には入らないようにしてね。」
「はーい。」
「…………俺はどこで寝りゃあいいんだ?」
布団が四つしかない…………?
「僕か優香と一緒に寝るしかないんじゃない?」
僕は兄さんにそういうと自分の布団に入った。
「お兄ちゃん、一緒に寝る?」
「おう。」
そう言って、兄さんは優香の布団に入った。
これでゆっくり寝れそうだ。
僕はそう思いながら眠りについた。