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第七十話~静香さんどうやって家に…………。~
あれから数日後、唯ちゃんたちが家に来ていた。
今日は土曜日で、僕たちは学校が休み。
唯ちゃんのこともあるので、今日は…………、
「お邪魔しまーす。」
静香さんが家に来ることに…………あれ?
家の鍵は閉めておいたはずなんだけど…………静香さんどうやって家に入ったんだ?
「こんにちはー。」
「…………静香さん、どうやって家に入ったんですか?」
「姉さんから貰った合鍵使ったんだよ。」
…………成る程。
「それより、そっちの子が例の話の?」
静香さんは唯ちゃんを指差していった。
「あっ、はい。不知火 唯ちゃんと不知火 咲ちゃん。」
…………咲ちゃん、って最近呼び始めました。
本人の要望で。
「初めまして、不知火 咲です。で、こっちのうさ耳着けてるのが、姉の不知火 唯です。」
「どうも…………もしかして、優衣のお姉さんですか?」
「違うよ。一応これでも3人の叔母です。」
「…………いくつなんですか?」
「…………あえて言わないでおこう。私の名前は木村 静香。咲ちゃん、唯ちゃん宜しくね。」
静香さんは軽くウインクをした。