第七話~一緒にお風呂に入ろう!~
更新ペースはまだ考えちゅうです。
あのあと僕は、優衣、と書いた紙をもって、優香の部屋に向かった。
今日からは優香と寝ることになったのだ。
「これで優衣、か…………気に入ったよ。僕は今日から優衣だね」
「そうだね…………じゃあ、ユー君のことなんて呼べばいいのかな?」
優香が首を傾けて、言ってきた。
そういえば、優香は昔から僕のこと『ユー君』って呼んでるからね。
「お姉ちゃん、って呼ぶのは、あんまり気が進まないし…………」
優香が困ったような顔をしていった。
…………僕もそれは嫌かも。
一応、僕が先に生まれたらしいんだけど、僕は優香を妹と思ったことはない。
勿論、優香も僕を兄……もとい姉と思ったことはない…………と思う。
「…………優衣ちゃん?優衣さん?優衣様?……どれも違うような気がする…………」
最後の言葉が気になるけど。
「…………とりあえず、今は優衣って呼んでくれればいいよ」
「分かった。でも、思いついたら後で言うからね!」
「うん」
僕は優香から優衣と呼ばれることになった。
「じゃあ、優衣」
「何、優香?」
「お風呂一緒に入ろう♪」
…………はい?
「なに言ってるの?」
「え?ダメなの?」
上目遣いでこちらを見てくる。
僕はそれくらいのことで言うことを聞くような、おと…………女じゃないんだよ!
「結局僕は…………」
優香とお風呂に入っていました。
…………さっき僕が心の中でいったことはなんだったんだ。
「優衣ちゃん、背中流しっ子しよっ!!」
そう言って、恵みは湯船から立ち上がった。
…………どっちもタオル巻いてるからね!
流石に、優香の裸をみる勇気はないよ。
優香は良いらしいけど、自分の体でさえ、みるのは避けてるからね。
「…………それはいいけど…………優衣ちゃんって呼ぶんだね」
「うん。一番しっくりきたから」
優衣ちゃん、かぁ。
…………確かに一番いいかも。
「ほら、優衣ちゃんも早く出て」
「うん。ちょっと待ってね」
それから僕たちは背中を洗いあった。
…………優香は僕の背中どころか、全て洗ってくれたけど。
優香が体を洗っている間、僕は湯船に浸かっていた。
「それにしても、優衣ちゃんの肌すごいきれいだよね~」
「そうなのかな?」
「スタイルもいいし…………胸もあるよね」
そこだけ、声をおとして優香はいった。
そんなにあるのかな?
後で見てみよう。
…………決してやましい気持ちで見るんじゃないからね!
確認だよ、確認。
自分の体のことだし。
「……優衣ちゃん、私もう髪の毛洗ったから次は優衣ちゃんの番だよ」
「うん…………優香、洗うの手伝ってくれない?」
この長い髪の毛を一人で洗うのは、大変だろうし。
「大丈夫、最初からそのつもりだったから。私が隅から隅まで洗ってあげるから」
「ありがとう♪」
僕の髪の毛を、優香は宣言通り隅から隅まで洗ってくれたので、僕たちはお風呂を出た。
勿論、一人ずつ出たからね!
誤字、感想等があればメッセ、コメントでお願いします!