第六話~今日から僕は優衣です!~
これからのことについて少し話してから、僕は部屋に戻っていた。
…………高校は母さんが何とかしてくれるらしい。
なんでも、今の教員のなかに叔母さんの知り合いがいるとか。
服は明日にでも買いにいくとのこと。
「買い物なんて何時ぶりだろう…………」
僕はお洒落に興味はない。
だから、服なんて滅多に買いにいかない。
…………でも、これからは少し気にしないといけないのかな、と思う。
僕がぽけーっとしていると、ドアを開けて、優香が入ってきた。
「ユー君、お母さんが呼んでるよ?」
「分かったー」
何だろう?
母さんの事だから大事なことだとは思うけど……
僕は部屋を出て、優香ともう一度リビングに向かった。
「母さん、どうしたの?」
「ひとついい忘れたんだけど…………名前を変えなくちゃいけないの」
「…………性別が変わったから?」
「それもあるんだけど、親戚以外の知り合いに知られたら…………」
避けられるかもしれないね。
性別が変わるなんて普通じゃないしね。
「でも、名前なんて…………」
「考えてあるわ!…………あなたは今日から、優衣よ!」
「ゆい?」
「そうよ。字は後で教えてあげるわ」
「分かったー」
ゆい、か。
勇翔とは、一文字しか同じではないけど、良い名前だと僕は思った。
文章短くて、更新遅れてすいません。
明日からは更新ペースが落ちます。
(学校が始まりますので)
ですが、文章は長くしようと思います!
一応こちらの作品と、俺の従兄弟の更新ペースは後程決めたいと思います。