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今日から僕は僕じゃない  作者: 氷瀬 豊
第一章~今日から僕は僕じゃない~
58/100

第五十八話~すごく見られたような気がするよ。~

あれから何日か経った。

遂に学校が始まる。

今日は入学式だ。


「よし、いこうか。」


「いってきまーすっ!!」


「いってきまーす。」


僕たち三人は家を出た。

家を出ると、由紀もちょうど家から出てきた。


「おはよう、由紀。」


「由紀ちゃん、おはよー!!」


「おはよう、由紀ちゃん。」


「おはようございます。」


由紀は微笑みながらそう言った。

兄さんがいるからなのか、由紀は敬語を使っている。

いつもとは違う。


「じゃあ、いくか。」


兄さんを先頭にして、僕たちは歩き始めた。





















僕たちが校門の前の方まで来ると、後ろから誰かが僕たちを呼んだ。

僕たちは後ろを振り向く。


「勇樹ー、おっはっよー!!」


その瞬間に葵さんが兄さんに抱きついた。

茜はそのあとから走ってきた。


「おはようございます。」


「おはよー、茜ちゃん!!」


「おはよう、茜。」


僕たちはそれぞれ挨拶をしてから、校舎へと向かった。





















僕と優香と由紀と茜は同じクラスだった。

運がいいのかも。

まあ、これから新しい友達もできると思うけど、中学からの友達はいた方が良いからね。

…………それにしてもここに来るまで、すごく見られたような気がするよ。

やっぱり髪染めた方がよかったかな?

僕はそう思いながら髪の毛をさわっていた。

その時、肩に誰かの手がのせられた。


「よっ、久しぶり。」


「あっ、大翔。」


「髪がどうかしたのか?」


「ちょっと目立つかなー、と思って。」


ちょっとどころじゃないような気がするけど。


「そうか、お前らもこのクラスか?」


「お前らって…………大翔はこのクラスなの?」


「そうだよ。」


まぁ、この教室のいる時点でそう思っていたけど…………まさか、全員一緒のクラスになるなんてね。

僕はそれが嬉しくてたまらなかった。

昨日活動報告で2回更新するといっておりましたが、それはやめて、代わりにいつもより長めの文にしました。

2本書いても、短いものが2本だと殆ど内容は上の文と変わらないと思ったので、こういう形にさせていただきました。

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