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第五十七話~この間は借りられなかったし。~
「ごちそうさまでした。」
「ごちそうさまでしたっ。」
…………なにしよう?
部屋にいってもすることがないし…………よし、母さんのお手伝いをしよう。
食器ぐらいなら洗えるし。
…………食器ほとんどなかったからすぐ終わったよ。
次はなにしようか?
…………兄さんの部屋へいこう。
それで本を一冊借りればいい。
この間は借りられなかったし。
僕はリビングを出て、兄さんの部屋に向かった。
とりあえず本は借りてきた。
ホラーものかな?
何も考えず適当に一冊選んだら、表紙が真っ黒の本だった。
…………早速部屋に行って読んでみよう。
僕は自分の部屋に戻った。
あれから本を読んでいたら、時間はすぐにたって、もう眠くなってきた。
…………寝よう。
眠いときは寝ないと。
僕は優香の横に寝た。
すると優香がこちらを向いた。
「おやすみ、優衣ちゃん。」
「おやすみ、優香。」
僕はすぐに寝てしまった。