第四十一話~ある意味ホラーだよ!?~
今日はなにしようかな?
ご馳走さまでした。と、言った後に僕はそう考えていた。
とりあえず、片付けながらみんなに聞いてみよう。
僕は席をたって自分の使った食器を持つ。
「兄さん、今日はどうするの?」
「今日は家にいるよ…………お前、出ていっちゃダメだぞ。」
「なんで?」
「…………葵たちが来るだろうが。」
「あっ!!」
忘れてた!!
そうだ、今日は茜たちが来るんだった。
「優衣ちゃん、葵って誰?」
「茜のお姉さんだよ。優香は知ってるはずだけど。」
茜から聞いたことは二人ともあるし。
「茜のお姉ちゃん…………あっ、もしかしてあの小柄な人?」
そう言って優香は窓にへばりついて、こちらを見ている葵さんを指差す。
「そうだよ、あれが……葵……さん………………」
…………ある意味ホラーだよ!?
無茶苦茶こっち見てるし、怖いよ葵さん!!
そして茜はどこなんだよ!!
…………ピンポーン♪
呼び鈴がなった。
多分茜だろう。
葵さんが走っていったのは玄関のほうだ。
僕は急いで玄関に行って、ドアを開けた。
「優衣ちゃん、おっはよー♪」
「おはようございます、葵さん。」
朝からテンション高いなー。
「朝早くにごめんなさい。姉が行きたいといって聞かないもので。」
「別にいいよ。僕達も大分前から起きてたから。」
それにしても、なんか茜の方が姉っぽいなぁ。
落ち着いてるからかもしれないけど。
「勇樹っ!!彼女が来てるのに、出迎えないとはどういうことっ!!」
「お前の彼氏になった覚えなんてないよ。茜ちゃん、おはよう。」
「おはようございます。」
そう言った後、茜は靴を脱いだ。
それにしても、葵さんは兄さんのことからかってるのかな?
この前あったときはもっと落ち着いた感じだったのになぁ。
「とりあえず、こっちへ来てくれ。」
そう言って兄さんはリビングに戻った。
それに続いて僕達もリビングに向かった。
色々おかしなところがあるかもです…………。