第四十話~朝御飯♪朝御飯♪~
って、僕は優香を起こしに来たんだ!!
「優香はまだ…………」
「ぐっすりだよ。起こすの?」
「はい。兄さんが朝御飯作ってくれてますから。」
「勇樹くんはすごいね~。隆弘も料理できるけど。」
「そうなんですか!?」
「まぁ私があまりできないからなんだけど…………先に下行くね。」
「はーい。」
そうなんだ。
いつも会うときは外食か家だったから知らなかった。
どっちの料理も食べてみたいなぁ。
…………それより今は優香を起こそう。
「優香、起きてー。兄さんが朝御飯作ってるよ。」
「…………優衣ちゃんおはよぅ…………」
「おはよう、優香。」
「じゃあ、行こっか。」
「着替えなくていいの?」
「食べ終わってから着替える~。」
だんだんと優香の意識はしっかりしてきたみたいだ。
「朝御飯♪朝御飯♪」
それどころか、テンション高いなぁ。
僕達は部屋を出た。
「ご馳走さまでした。」
静香さんはそう言ってこちらを見た。
「優衣は食べる量とか減った?」
「変わらないです。」
「そうなんだぁ。私はお茶碗三杯だったのが、一杯になったんだけどなー。」
「優衣は元々少食だったから、あんまり変わらないんだと思いますよ。」
兄さんが箸をおいてそう言う。
元々あまり食べないから、わからないだけかも知れないんだけど。
「ご馳走さまでした。」
「ごちそうさまでしたっ!!」
僕と優香は、ほぼ同時に食べ終わった。
また変な終わり方ですね…………
風邪がなおらない(´・ω・`)