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今日から僕は僕じゃない  作者: 氷瀬 豊
第一章~今日から僕は僕じゃない~
39/100

第三十九話~結果オーライ、かな?~

僕達はあのあとすぐに寝た。

で、僕が起きたのは6時。

寝ようと思っても寝られない。

兄さんはまだ寝てるけど、僕は寝られない。

とりあえず、母さんたちが起きてるか見に行こう。

僕は音をできるだけたてずに、部屋を出た。












リビングに入ると、食器を洗っている母さんと目があった。


「おはよう、母さん。」


「おはよう、優衣。」


そういった後で僕は辺りを見回す。

父さんはいない。

仕事にいったのだろう。


「優衣、私もうすぐ出掛けなくちゃいけないから、朝御飯作れないの。だから、勇樹か静香が起きたら作ってもらってね。」


「うん、わかったよ…………帰りは遅くなるの?」


「うーん…………いつもと同じくらいかな?…………あっ、そろそろ時間だからいかなきゃ!!


「いってらっしゃーい」


「行ってきまーす!!」


母さんは出ていった。

…………テレビでも見ようかな。

僕はテレビをつけてから、ソファーに座ってみているとそのまま寝てしまった。

















「優衣ー、起きろー。」


「…………兄さん?どうしたの?」


「もう夜だぞ?」


「えっ!?」


僕は窓の外を見る。

…………全然明るいんですけど。


「嘘だよ嘘。今は8時だよ…………それよりお前なんでこんなとこで寝てんだ?」


「朝早くに起きてテレビ見てたら、そのまま寝ちゃって…………。」


「やっぱりな。まぁテレビついてたから、だいたい予想はついてたけどな。」


予想はついてたって、それなら聞く必要がないような気がする。

別にいいんだけどね。


「それより、朝飯食うか?」


「食べる。優香たち起こしてくるよ。」


「おう。」


僕は優香の部屋に向かった。



















「優香、起きてる?」


そう言って僕が部屋にはいると、静香さんが着替えていた。


「ご、ご免なさいっ!!」


急いでドアを閉める。

落ち着け、落ち着くんだ。

僕は今何を見たかを忘れるんだ!!

…………肌綺麗だったなぁ~…………って、違ーうっ!!

忘れるんだ、僕。

…………そうだ、冷静に対応しよう。


「どうしたの、優衣?」


「…………静香さん、服を着てください。」


「別にいいじゃん、裸じゃあるまいし。」


「ダメです。着てください。お願いします。」


「わかったよぅ。」


そう言って静香さんは渋々服を着た。

それにしても、


「綺麗な肌だったなぁ…………あっ。」


つい声に出してしまった!?

き、聞こえてないよね?


「綺麗な肌かぁ…………ありがと優衣♪」


「…………いえいえ」


聞かれてたけど、結果オーライ、かな?

ちょっと区切りが悪いですね。

すいません。

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