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今日から僕は僕じゃない  作者: 氷瀬 豊
第一章~今日から僕は僕じゃない~
32/100

第三十二話~そ、そうだよお兄ちゃんっ!~


「ただいまー」


「はぁ……はぁ……疲れた…………」


あのあと僕はずっと走っていた。

久しぶりに走ったよ…………それにしても体力が落ちてたな~。

なにもしてなきゃそりゃ落ちるだろうけど…………この体になったからかな?


「優衣ちゃん、お兄ちゃんお帰りー」


僕たちが玄関から上がると、優香が降りてきた。


「ただいま優香。これ食べるか?」


手に持っている袋をあげて言う。


「なになに?」


「アイスだよ」


「アイス?……やったー!」


優香は跳びまくっている。

そんなに喜ぶ必要ないような気がするけど…………


「とりあえず今食べないやつは、先に冷凍庫にいれようよ」


「そうだな」


僕達は食べる分だけ残して、あとは冷凍庫にいれた。












「美味かった。そろそろ晩飯の用意…………カレーがあったんだ。母さんに電話しとくか」


兄さんはポケットからスマホを取り出して、母さんに電話した。


「もしもし、母さん?…………今日の晩飯、優香たちが作ったからな…………そうだよ。昼に食べたけど、ちゃんとできてたよ。それじゃあ…………」


兄さんはスマホをポケットになおした。


「さてと…………風呂でも入るか…………二人とも一緒に入るか?」


「…………兄さん、なにいってるの?」


「そ、そうだよお兄ちゃんっ!」


優香は顔を真っ赤にしていった。

もしかして、別に良いと思ったのかなぁ?

…………これからは、優香にも気を付けないといけないかもねぇ。


「冗談冗談」


「だよね…………兄さん、僕達部屋にいるから、お風呂からでたらいってね」


僕達は部屋に戻った。

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