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今日から僕は僕じゃない  作者: 氷瀬 豊
第一章~今日から僕は僕じゃない~
30/100

第三十話~……………………にゃに?~

まぁ前に食べたとき、


「野菜でかすぎだろ~」


と笑われた。

今日は絶対うまいと言わせてやる!


「はい、どうぞっ!!」


「やけに気合いが入ってるけど…………野菜の大きさはどうなってるんだろうな」


そう言って兄さんは一口食べた。

…………なにも言わない。

もしかして美味しくなかった!?

でもさっきはちゃんとカレーの味だったよ?

兄さんはなにも言わずに立ち上がると、


「二人ともちょっと来い」


と、低い声でいった。

兄さん、無茶苦茶怖いよ…………

恐る恐る僕達は兄さんのもとまで歩いていった。

次の瞬間、兄さんは両手をあげた。

叩かれないよね?

兄さんはその手で僕たちを………………抱き寄せて、撫でた。


「この前みたいに失敗してないし、美味しいぞ」


…………わざわざそれを言うために立ったの!?


「お兄ちゃん、有り難う~♪」


優香はデレまくってるし、兄さんは笑ってるし…………でも、やっぱり家族って良いね。

僕はその時、心のそこからそう思った。















あれから僕は部屋でごろごろしていた。


「暇だなー」


優香は友達の家にいっちゃうし、兄さんは買ってきた本を読むために部屋にこもってるし…………

暇だよ。

僕はベッドの上でごろごろしていたが、いつのまにか寝てしまった。














「優衣ー」


「ふにぁ?……………………にゃに?」


「コンビニいくけど、一緒に行くか?」


「ふぁ~…………うん。一緒に行く」


「分かった」


少ししてから、僕達は外に出た。





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