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今日から僕は僕じゃない  作者: 氷瀬 豊
第一章~今日から僕は僕じゃない~
28/100

第二十八話~だ、大丈夫、優香っ!!~


「今日はなにしようかな?」


あれから、兄さんは朝御飯を食べてから出ていって、優香はまだ寝ている。

そろそろ起こさないと、もう10時だ。


「優香、起きなきゃダメだよー!!」


「…………わかったぁ…………」


優香はゆっくり起き上がると、すぐに立って、部屋を出ようとして、覚束ない足取りで歩きはじめた。

瞬間、優香はドアの横の壁に頭をぶつけた。


「だ、大丈夫、優香っ!!」


「うん、大丈夫。目が覚めたよ……」


そう言いながら、打ったところを触っている。

涙目だし、相当痛そうだ。


「冷やさなくても大丈夫?」


「うん。それより、朝御飯食べたい!」


「わかった。それじゃあ先に顔洗ってきて」


「はーいっ!」


優香は洗面所に駆けていった。














「はい、どうぞ」


「いただきまーす」


優香は少し暖めた魚と味噌汁、ご飯を食べ始めた。

僕は先に食べたけど。


「そういえば…………お兄ちゃんは? 」


「出掛けたよ…………食べながら話しちゃダメだよ!」


「気を付けるよ」


そう言って優香はご飯を口に運んだ。











「ご馳走さまでした!」


優香はそう言って、食器を流しに持っていった。

それにしても、この体で生活することにも慣れてきた。

不便なことはあまりない。

力はないけど困らない。

使うこともないし。

…………とりあえず、今日は色々してみよう。


明日からまた学校が…………

と言いつつ明日も更新する予定です。

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