第二十六話~おやすみなさい~
前回の後書きですが、誤字がたくさんありましたのですべて消させていただきます。
どこにあるんだろう?
探しはじめてから、10分位たった頃だった。
「あっ…………これじゃないか?」
兄さんが取り出したのは、僕が探していたアルバムだった。
「兄さん、中身に最近の写真は入ってる?」
アルバムよりもそちらが目当てだ。
それがなければあまり意味がない。
「…………ない。小さいころの写真ばっかり」
…………そりゃそうだよね。
今考えてみれば、最近は写真なんてとってないし。
「優衣、これ見るか?」
「ううん…………二人ともありがと…………これ戻そうか」
僕達は出した箱や段ボールを直し始めた。
なんだか今日はやけに眠い。
まだ早いけどそろそろ寝よう。
「僕もう寝るね。おやすみなさい」
「じゃあ私も」
「…………起きててもなんだし俺も寝るか」
そう言って三人ともベッドの上に寝転んだ。
大きいベッドなので、3人でも十分寝ていられる。
「優衣、お前は毎日楽しく過ごせてるか?」
「えっ」
突然兄さんが聞いてきたので僕はすぐに返事ができなかった。
でもすぐ答えた。
「楽しいよ。優香や兄さんと話したり、由紀と一緒に過ごしたり…………兄さんは?」
「…………友達とあんまり遊んだりはしてないけど、それなりに楽しいかな」
「そっか…………じゃあ僕寝るね。お休みなさい」
僕はすぐに眠りについた。