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第二十五話～兄さんと寝たいの？～
そろそろ見に行こうかな。
「優衣ちゃん、お兄ちゃんと一緒に寝るの？」
「えっ？」
…………そういえばそんなこと言ってたっけ。
……久しぶりに優香を一人で寝させてあげよう。
「兄さんと寝るよ。だから今日はゆっくり……」
「じゃあ私も行く!!」
「…………もしかして兄さんと寝たいの？」
「そうじゃなくて、三人で一緒に寝たいと思って」
そうだったんだ。
別に僕はいいから、優香の期待に答えよう。
「じゃあ一緒に行こう！」
「うんっ!!」
僕達は兄さんの部屋に向かった。
ドアをノックする。
「入っていいぞー」
「「お邪魔しまーす」」
「おう…………お前らなんで枕もってんだ？」
「兄さんがああ言ってたから…………あと優香の希望で」
「あれ冗談だったんだけど…………まあいいか」
えっ！？
あんな真剣な顔して冗談言ってたの？
わかるわけないじゃないか!!
…………でも、一緒に寝ても良さそうだから、別にいいや。
それより、
「兄さん、優香、アルバム探そう」
「うん」
「おう」
僕達はアルバムを探し始めた。
