第二十一話~お邪魔しまーす~
家を出て前にあるのは由紀の家。
僕達が前まで行くと、由紀が中から出てきた。
待ち構えてたのかもしれない。
「優衣、ちゃんと説明できるよね?」
「えっ…………多分できると思うけど……」
「分かった。さ、入って」
「「お邪魔しまーす」」
「茜達は私の部屋にいるから先に行って。お茶でも持っていくから」
「うん、ありがとう」
僕達は階段を上っていった。
ドアの前まで来てふと思う。
僕が先に入るよりも優香を先にいかせてから、後で僕が入ろう。
いきなり、入っていっても二人とも戸惑うだけだろうし。
「優香、先に入って」
「?…………分かった」
優香は言われた通り先にはいった。
その後に続いて僕も入る。
「あっ、優香さん…………お久しぶりです…………」
少し小さめの声でしゃべるのは茜。
大人しくて、優しい子だ。
「おっ、やっと来たか勇翔…………じゃなかった。勇翔はどこだ?」
僕達の後ろに誰かいないか探し始めた。
この僕……優衣の事を無視して勇翔を探しているのが、大翔。
普通、その子誰なんだ、位言ってもいいと思うんだけどな…………
僕は大翔を見ていた。
更新遅れてすいません。
明日も更新できそうです