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今日から僕は僕じゃない  作者: 氷瀬 豊
第一章~今日から僕は僕じゃない~
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第二話~優香に信じてもらわないとねっ~


「どうしたんだ!?」


兄さんが慌てて駆けつけた。

あまりの悲しさに、僕は兄さんに抱きついてしまう。


「僕っ…………女の子に…………」


「何いってるんだ?君は元々女の子じゃないのか?」


「だから…………僕は勇翔なんだってば……」


「あぁなるほど…………とはならないかな」


「…………どうしたら信じてくれる?」


僕にはどうしたら信じてくれるのかが、分からなかった。

だからこうして聞くことにしたのだ。


「…………好きなことは?」


「えっーと…………家族旅行かな」


毎年行く旅行が僕の一番の楽しみだ。


「…………こんなことで信じるのはどうかと思うが…………信じるよ」


「えっ……本当に?」


「ああ、俺は嘘はつかない! それに、口調が勇翔だったからな」


口調…………。


「…………兄さん、信じてくれてありがとう」


とりあえず信じてくれたよ…………兄さんは。

でも、母さんたちには何て言えば…………そうだ、兄さんという頼れる人がいるじゃないか!

兄さんに手伝ってもらうのが、最善の手だと僕は思った。


「兄さん、部屋に戻ろう」


「?…………ああ」


僕たちは部屋に戻った。








さて、どうすれば母さんたちに信とじてもらえるか。


「兄さん、母さんたちには何て言えばいい?」


「…………俺と優香が説得する。…………だからまず優香に信じてもらおう」


「分かった。じゃあ早速……」


「待て勇翔」


兄さんは僕の肩をつかんで言った。

なんだろう?


「お前、優香になんて言うつもりなんだ?」


「…………考えていませんでした」


「だろうな…………優香を俺がこの部屋につれてくるから、お前は待ってろ。この部屋で説得する。それでいいな?」


「分かったよ、兄さん…………説得って?」


「色々優香には質問してもらおうと思う。…………それでいいよな?」


「うん。」

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