第十九話~サプライズにしては…………~
「たしかここに…………あった!」
僕はものの数分でジャージを見つけ出して、部屋を出た。
「兄さん、僕部屋に戻るから、何かあったらいってね」
「分かった」
それだけいって、僕は自分の部屋に戻った。
僕は部屋にはいる前に、
「優香、入っても大丈夫?」
と聞いた。
着替えている途中ではいるのは嫌だからね。
「大丈夫だよー」
そう言って優香はドアを開けた。
優香はまだ着替えていないようだ。
「優衣ちゃん、今日は茜ちゃんと大翔くんに会いに行くんだよね?」
「うん、そうだよ。久しぶりに会うのに、これじゃ台無しだけどね…………」
「でも、サプライズって感じでいいんじゃないかな?」
…………サプライズにしては、やりすぎのような気がするけど、多分優香は僕のためにそういってくれたんだ。
「そう思えば少しは気が紛れるかも…………大翔達がどんな顔するか楽しみになってきたよ」
僕そう言って微笑んだ。
その瞬間、
『♪♪♪♪♪~』
ケータイの音が不意に鳴った。
更新遅れてすいません。
祖父の三回忌(?)の用意で忙しくて昨日は更新できませんでした。
明日は更新したいと思いますが、日付が変ってからかもです……