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今までに読んでいただいた方には、まとめたようなものなので、物足りないかもしれませんが・・・所どころ変えてありますので、最後まで読んでいただけたらと思います。
《卒業》
校長先生のなっがい話。
卒業生の答辞も終わった。
今日、わたしは高校を卒業する。
しかし、なぜ?
「前からずっと好きでした。ぼくと付き合ってください」
みんなは帰ったのにわたしは、教室に居て
クラスメイトに告白されているのだ?
窓の外からは笑い声や泣き声とかで何やらまだ騒がしい。
だけど、ここだけはすごく静か。
みんなと一緒に教室を出ていこうとしたとき
「ちょっと、いいかな?」
とふいに呼び止められた。
その男子から、目線を下へとそらす。
話すのは、おそらくはじめて・・・
っていうか、こんな子いたっけ?
わたしは確かにクラスの男子に興味なんてなかった。
けど、たいていの男子の顔くらい知ってたはずだけど。
わたしの記憶に・・・彼のことないぞ。
「んっ?」
なんとなく誤魔化してみる。
「・・・だめ、かな?」
「あ、えっと。友達が待ってるからっ」
そういい残して、わたしはその場を逃げ出した。
『おまえってさ、可愛くないしツマラナイな』
嫌な思い出がフラッシュバックする。
やっと、忘れたと思っていたのに。
わたしは一心不乱に走っていた。
息が苦しくなっても足を動かし続けた。
「ありさーっ」
声がする方へ顔を向けると
澪が手を大きく振っていた。
その隣にちせが恥ずかしそうに、はにかんでいた。
「一緒に写真撮ろ~?」
デジカメを勢いよく振り回す澪。
デジカメ飛んで行かないかな・・・
今さっきあった出来事を振り払って、
「いいよーっ撮ろっ」
澪とちせの所へかけていく。
この三人で遊べるのも、あとわずか。
最後にもうひとつ、三人の思い出を作りたい。
きっと、澪もちせも思ってることは一緒だよね。
二人の笑顔を見ながら、わたしはそう考えてた。




