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猫の女王様  作者: 瑞雨
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はじまり

むかーし、むかしのおはなしです。

くににはいつもそれをしはいする王がいました。

そんな王はいつもとしをとった男ではなく、わかくうつくしい女が王のときもあったのです。


ある西の国には、すれ違うすべての者を魅了する女王様がいました。


そしてある北の国にはその可愛らしいご容姿からは想像もつかないような残虐な言葉を口にするお姫様がいました。


ある南の国には民を愛し国を愛する野性的な美しさをもつ姫様が、またある東の国には自然を愛し、そして慈悲深く、まるで山のように寛大な心をもつ姫君がいました。


様々な時代において相応しい女の王が存在したのです。

王は時として相応しいものではない者が国を支配するものですが、これらの姫は少なくともそれには当てはまりませんでした。

みな一様に国を、民を思う心は同じでした。



これはむかし、むかしからはじまるものがたり。




猫の女王様のはじまり、はじまり。

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