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第22話 無名羅都は教会で読み書きを憶えた。

 無名羅都は教会で読み書きを憶えた。後で知った事だが普通は今居る国の言語を憶えるのだと言う。


 しかし羅都は数多くの言語を憶えた。


 影は神父から様座名のことを教えてもらっつた。羅都には神父と牧師の区別が付かない。神父ですらないのかも知れない。


 様々な本を読まされた。それらの本を読むために様々な言語を憶えさせられたのだ。


「お前は私だ」


 黒づくめの神父は羅都には意味が判らないことを時々言った。


 そもそも名前が無い羅都に無名羅都という名を与えたのも黒づくめの神父だった。


 なぜロサンゼルス、米国に居るのに無名羅都という名前なのかも判らなかった。


 確かに羅都は日本人の様だった。本人もよく判らない。他の東洋人ではないようだった。


「お前の役目は私の補完なのだ」


 補完?やはり神父のいう事は意味が判らない。


 それから羅都は教会を出てスキッドロウに拠点を置いて稀覯書を探す仕事を始めた。


 スキッドロウの治安は最低だったがダウンタウンとリトルトーキョーに面しているので都合が良かったのだ。


 ダウンタウンには昔の知り合いも多かった。その伝手を最大限に使うのだ。


 荒事も得意で数か国語の読み書きができる羅都はスキッドロウでも一目を置かれる存在に成った。稀覯書に対して金払いが良いことも優位に働いている。


「ネクロノミコン」

「無名祭祀書」

「妖蛆の秘密」

「エイボンの書」

「セラエノ断章」

「金枝篇」

「屍食教典儀」

「ナコト写本」

「ルルイエ異本」

「水神クタアト」

「黄布の王」


 羅都の扱う稀覯書は際限が無かった。


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