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あとがき

 「愛しい君の頭に咲く花」を読んで頂き、誠にありがとうございます。


 この「あとがき」では、物語のちょっとした補足と裏話を述べていこうと思います。

興味のある方はお付き合い下さい。


一、「エンディング1、枯れた花 (ノーマルエンド)」について


 ヒロインである香保子が死亡するという、一見バッドエンドの話です。

かなり迷いましたが、あえてこれをノーマルエンドとしました。


 ちなみに香保子が最期に言った言葉は感謝の言葉です。



二、「エンディング2、摘まれた花 (バッドエンド)」について


 何故か一番スラスラと書けた話でした。


 香保子の先がもう長くない事は二人共理解しています。

航平は残された時間を彼女に注ぎたい。

香保子は航平に無理をして欲しくない。


 彼女は嘘でも良いから「きっと治るよ、信じてるよ」と言って欲しかったのでしょう。

すれ違いの結果、航平はやらかしてしまいました。


 花言葉は一つではないのですが、このお話における黄色いガーベラは「究極愛」を意識しました。

お互い愛し合っていた筈なのに、どうしてこうなった、としか言えません。



三、「エンディング3、挿し木の花 (ショートエンド)」について


 初めはコメディーエンドと銘打つつもりでしたが、今一つ笑いにもっていけませんでした。

作者の力不足です。


 ピンク色のガーベラの花言葉は「感謝」を意識しました。

そしてランタナの花言葉は「心変わり」、別名は七変化。


 感謝の花が枯れ、彼女の心は変わってしまうという、ある意味バッドエンドです。

主人公である航平の花がランタナ(七変化)なのは、マルチエンディングである事を意識しました。


……しかし、私の実力では七つもエンディングを生み出せませんでした。無念。



四、「エンディング4、再生する花 (ハッピーエンド)」について


 やはり後味よく読んで頂きたいので、ハッピーエンドはバッドの後に持ってきました。

白いガーベラの花言葉は「希望」を意識しています。

 香保子の花が復活した理由は、読者様にとって一番良いと思う解釈を正解とさせて頂きます。



五、「エンディング5、未知の花(SFエンド)」について


 ハッピーエンドの後にこれかよ、って感じですが、個人的にはネタエンドです。

もしこれがハッピーエンドの前に来てしまった場合、折角の香保子生存エンドが霞んでしまう気がしてこの位置づけとなりました。


 オレンジのガーベラの花言葉は「神秘」と「冒険心」だそうです。

なかなかピッタリな花が見付からず、結局この花で落ち着きました。

銀色の芽がどんな花に育つかは、これも読者様のご想像にお任せします。


 もうバレているかもしれませんが、本作者は花言葉に関する知識が全くありません。

探す作業、調べる作業、確認する作業の繰り返し……

途中何度となく、花言葉を考えた人は凄いなと思い知らされました。


 以上、補足説明でした。


 続いて裏話です。


 頭に花が咲くという設定が、どこかの先人様と被ってないかが一番ヒヤヒヤしました。

ほぼ書き上げた段階で検索をかけるという段取りの悪さに、作者の性格がうかがい知れます。


 「頭」に「花が咲く」というキーワード(?)が被っているお話がありましたが、話の内容が全く違いましたので、投稿するに至りました。

もし問題がありましたらご指摘下さい。


 ちなみに日の目を見ることが叶いませんでしたが、ギャグエンド、ホラーエンドも存在していました。


 没となった理由は、ギャグエンドはインパクトが強すぎた為、他のエンディングの余韻を台無しにするからです。

そしてホラーエンドは道徳的にかなりアレな感じになったので自重しました。


 以上、裏話という名の蛇足でした。


 ここまで読んで頂き、誠にありがとうございました。

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