自戒
今日も変わらぬPVにポイント、ブクマの数は見飽きてしまった。
これはもう俺の心を満たしちゃくれない。
だから心を満たす何かを他に見つけてしまうんだけど、何故だが知らんが朝、目覚めたら、PC立ち上げ何か叩いてる。
「こうすればよくなるかも」
「ああすればいいのかな」
そう思い続けることが出来たら、俺は書き続けることすができる。
それを見つけられなくなったら?
終わりだよ綺麗サヨナラだ。
思考を巡らせ己をさらけ出せ。
恥ずかしいよな俺も恥ずかしい。
リアルじゃ初めから最強になんてなれない。
お前もそれくらい分かっているんだろ。
叩かれても前を向け。
打ち据えられても笑って立ち上がれ。
声無き冷笑など是非に及ばない。
続ける限りは絶対確実に、お前は最強に近付いているんだ。
笑えるほどつまらぬ俺の作品。
死ぬほど愉快な名作の数々。
違うのはわかる。でも何が違う?
「ここか?」
「そこか?」
「違う全部か」
ふざけるな!!!
全部劣っててたまるか。
大先生も俺も違う人間だ。
全てで劣った人間など、この世を探してもどこにもいない!
小説は人の心が書く。実績の積み重ねが書くんじゃない。
始めに裸の自分があって、そこに技術や知恵や知識が乗るだけ。
核にある何かは、お前だけの色をしている。
お前の色は必ず誰かに好かれるから。
その誰かを探すため、ひたすら書き続けるんだろ。
外を磨いてその色を輝かせるんだろ。
「どうしてあいつが俺よりも……」
そう思う心を力に変えるんだ。
嫉妬も羨望も燃やせば力になる。
他人をおとしめても偉くはなれない。
お前が上がって叩き落とせよ。
流行りが下らないんじゃない。
迎合できないお前が下らないんだ。
読まれたいのならお前が読ませろ。
それが出来ないならとっとと消えちまえ。
「いつか日の目を見るのかな」
分からないよな。怖いよな。
だけど確実にいま言えることは、絶対間違いないことは、日の目を見るまで続けていれば、100%夢は叶うってこと。
夢を見続けるバカであれ。
己を見続ける修験者であれ。
書くことに心を満たすことなかれ。