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夜空に瞬く星に向かって  作者: 松由実行
第四章 ベイシティ・ブルース (Bay City Blues)
89/264

15. 集荷記録


■ 4.15.1

 

 

「下半身に違和感は無いかや?」

 

 対人地雷のトラップに引っかかってしまった顛末を教えてもらった後、ニュクスが聞いてきた。

 全く問題無かった。今すぐにでも全力疾走できるだろう。たいしたものだ。

 外見を弄り回したり、身長を変えてみたり、果ては自身の骨格をカーボンメタルコンポジットに入れ替えたりしていたニュクスのお遊びが、こんな所で役立とうとは思わなかった。

 着ていた服までもが修復され、辺りの床に散った血痕以外は何もかも全てが元通りだった。

 

「言うておくがの、今回はたまたまお主がナノマシンを大量に持っておったから間に合ったのじゃぞ?いつもこういう風に上手くいくとは思わん事じゃ。」

 

 それはよく分かっている。

 例え身体の中に医療用ナノボットを飼っていたとしても、大きく欠損した身体をこれだけの短時間で元通りに戻すことなど出来はしまい。

 今回は体内で飼うナノボットの常識的な量の数百倍という分解・構成系のナノボットをたまたま俺がポケットの中に入れており、さらにそのナノボットを操作するためにニュクスがダイレクトな量子接続で控えていたから、これだけの短時間での復活となったのだ。通常なら、応急処置だけを行って俺の身体を回収してレジーナで調製槽に放り込むところだ。

 

「船長を欠くわけにはいかんからのう。お主、船に戻ったら儂に身体をちょいと貸してみや。もう少し頑丈な構成に変えてやろう。」

 

 御免こうむる。こいつに任せたら、太股にミサイルを格納して、背中にレーザー砲を取り付けられ、両手がロケットパンチになって飛んでいきそうな気がする。もちろん眼球は取り外し可能で手足が生えたりして、独立連動偵察用デバイスとして機能する。

 

 くだらない掛け合い漫才をやっている間に、五階に存在した独立端末三台のスキャンが完了する。

 ノバグの誘導に従って、六階に移動する。

 

「まずは先ほどと同じように、ドアのロックを破壊してください。」

 

 ノバグに促され、ライフルでロック部分を打ち抜き、無効化した。

 

「次に、黄色い点滅マーカー部分を打ち抜いてください。トラップとの間の配線を切断します。」

 

 ノバグがそう言うと、ドアの脇に黄色い円が現れ、点滅する。

 

「確実に打ち抜いてください。それと、大きく外すとトラップにパワーを供給している配線を切ってしまいます。どうやらその場合もトラップが起動するようなのでご注意ください。着弾は確実に円の中に納めてください。」

 

 いくら俺が素人とはいえども、これほどの近距離で直径10cm程度の円を外すわけがない。AAR表示されるライフルのターゲットマーカーをノバグが指示した円に合わせ、弾種メタルキャップで三連射して壁の中の配線をズタズタに切り裂く。

 メタルキャップ弾は、実弾体の先端近く内部に小さな空洞が作ってあり、着弾と同時にこの空洞が潰れる様になっている。空洞が潰れることで、弾体先端が裂けて変形し、人体のような柔らかなものを激しく引き裂き、スーツ装甲のような堅いものには弾体の持つ運動エネルギーを確実に伝えて破壊する。いわゆるダムダム弾同様の効果を持っており、柔らかめから少し固めの物体を確実に破壊できる実弾頭だ。

 ダムダム弾のような形状にしないのは、重力式のアサルトライフルから打ち出される弾体速度は非常に高く、大気摩擦に対処するために弾体は紡錘形または涙滴形である必要があるためだ。

 

 ちなみにだが、狭い屋内でレーザーを使用して壁を焼き切るなどという行為は愚の骨頂と言える。

 焼き切れるまでレーザーに熱された対象が発する熱で室内は耐え難い暑さになり、また発生する大量の赤外線で防火設備が確実に動作する。

 熱した対象の大きさによっては、防火設備から放出された水が高温の水蒸気となって室内に充満し、吸い込むことで肺が焼け爛れてしまい、下手をするとほぼ即死する。

 では屋外ならば良いのかというと、雨の日や霧の日にはレーザーガンは全く使えない。雨が降っていなくとも、乾燥して埃っぽく視界が悪い日なども減衰が酷くて使い物にならないこともある。一番間抜けなのは、空気中の高濃度の埃にレーザーが当たって局所的に大気が超高温となり、この大気密度の差で起こる屈折でレーザーが拡散減衰してしまうことがあることだ。

 口径数百mmのレーザーであれば、大気密度の差で発生する屈折率による減衰はあまり問題無くなってくるが、アサルトライフルに付属している高々口径20mmのレーザーでは、大気中の屈折は案外影響が大きい。

 俺が今持っているアサルトライフルにも、宇宙空間であれば射程数百kmにもなるレーザーガンが付属しているが、はっきり言って大気中で使えたものではない。

 ちなみに射程だけの話をすれば、宇宙空間で打ち出された実弾体はそのまま等速直線運動するマスドライバーとなる。狙いさえ正確であれば、理論的には数百万km先の目標を打ち抜くことさえ出来る。

 

 ついでに言えば、荷電粒子砲は惑星大気中ではほぼ使い物にならない。そもそも惑星の発する磁場と電場で直進性が損なわれ、大気に接触した荷電粒子は電荷を失い、エネルギーを奪い取られて急速に減衰、拡散する。

 

 反物質粒子砲は、粒子ビームが砲口から外に出た瞬間から大気と対消滅反応アニヒレーションを始めてしまうため、荷電粒子砲同様にビームが減衰するだけでなく、発生する対消滅放射線が射手に深刻な放射線障害を引き起こす。これもお話にならない。

 そもそもちょっと間違えて至近の目標に当ててしまっただけで、その場で対消滅爆発が発生するという危険極まりないものだ。接近戦でこんな武器を持ち出そうものなら、敵も味方も一瞬で全滅してしまい、白兵戦どころか永遠の平和が訪れてしまう。

 

 長赤外線を用いた熱線砲ヒートガンはレーザーよりは多少ましというレベルでしかなく、紫外線レーザーはそこそこ使えるものの、X線レーザーはエネルギーばかり食って、食ったエネルギーの割には効果が低い。いくらライフルに核融合式のリアクタが組み込まれているとは言え、エネルギーは無尽蔵にあるわけではないのだ。

 

 つまり何が言いたいかというと、限定的な状況下以外では、白兵戦には結局電磁加速もしくは重力加速する実体弾が最も経済的かつ効果的だ、ということだ。

 特に固体可朔弾体ブレットタブ方式を採用した現在の携行火器類は、徹甲(Armor Piercing)弾や先ほど俺が使ったメタルキャップ弾、炸裂(Composed Explosive)弾などを瞬時に切り替えて発射することが出来るため、汎用性も高い。

 その上、現在の弾体発射方式は、手軽な電磁加速であったり、無反動の重力加速であったりして、昔のような火薬カートリッジではない。簡単に10km/sec以上という高い弾速も稼げる上に、大きな音もせず、しかも無反動とくれば、これほど使い易いものはない。

 昔のSF映画などでは、未来の武器は全てビーム砲だったりレーザーガンだったりしたものだが、いろいろな機能をもった弾体を高い運動エネルギーとともに標的に叩き付ける実体弾というのは、非常に有用であって根強い人気を誇っている。

 

 長々と蘊蓄を垂れてしまった。

 

 トラップを無効化できたとノバグが言い、俺は恐る恐るドアに近づく。

 もしまたトラップに引っかかったとしても、同様にポケットの中のナノボットで身体を修復してもらえるとは言っても、気持ちの良いものではない。

 果たしてトラップは作動せず、俺はスライド式のドアに手をかけて右にスライドさせる。

 

「マサシ!避けてください!」

 

 ノバグの警告が飛ぶ。

 反射的にスライドしたドアの後ろに飛び込む。

 後ろで爆発音。

 壁の陰で振り返ると、後ろの階段の壁が、熱されて鈍く赤い色を放っている。

 ドアから入ってきた侵入者を打ち抜くレーザーのトラップが部屋の中にあるに違いなかった。

 ごく一瞬のレーザー照射なら室温はさほど上がらず、そして人間を撃ち殺すには一瞬で十分だ。

 身構えていたので今度はノバグの警告に反応する事が出来て上手く避けられたが、しかし困った。

 いくら地球人の反応速度が速いとは言え、それは他の銀河種族に対しての話だ。機械よりも早く動ける地球人など居はしない。

 

「ニュクス。ナノボットで中のトラップを分解できるか?」

 

「朝飯前じゃ。リモコンを一個、部屋の中央辺りに投げてみや?」

 

 スカジャンのポケットに右手を突っ込み、中からリモコンを取り出す。壁の陰に隠れたまま、左手でリモコンを部屋の中に投げ入れる。

 どうやら形状認識機能のあるトラップらしく、リモコンは打ち抜かれることなく堅い音を立てて無事部屋の中に入った。

 何かが弾けるような軽い音がした。

 

「とりあえず、さっきのトラップは分解できたぞえ。他にもあるようなら諦めてくりゃれや。」

 

 三十秒ほどでニュクスが言う。声の調子が半笑いだ。好きなことを言いやがる。

 恐る恐る左手をドアの陰から出す。ゆっくりと身体を陰から出していくが、特に打ち抜かれるようなこともなく全身をドアの陰から出すことができた。

 六階は、中央の通路の両脇に個室が左右に配置されたような構造だった。俺を撃ってきたトラップの残骸と思しきものが、通路の先の天井に見える。もちろん、すでに分解されてしまっており、元の形はわからない。

 俺は個室のドアを一つずつ開けては中を確認し、独立端末を見つけては一つずつリモコンを置いていったが、さすがに個室一つずつ全てにトラップが仕掛けてあるようなことはなかった。

 結局、全ての個室に一つずつ独立端末が存在した。八つある全ての部屋の端末に順番にリモコンを置いていき、そしてニュクスの作業終了の合図に従って全てを回収した。

 

「もう一フロアありますね。七階のセキュリティは解除済みです。」

 

 セキュリティが解除済みとは言っても、どうせまた碌でもないトラップがあるのだろう。俺はうんざりしながら七階へと続く階段を登る。

 

「当たりが出たぞえ。」

 

 階段を登っている途中で唐突にニュクスが言った。

 

「最新の集荷記録。アノドラ・ファデゴ孤児院。四個口。集荷日二月五日。約三ヶ月前じゃが、それ以降集荷記録は無いの。それ以前も半年ほど無いようじゃ。配達先、ニラバンフナ星間輸送。配送完了。ブラソン、ニラバンフナ星間輸送じゃ。所在地はハバリア・ピア。実際の配達場所は、ペニャット850番貨物ピア西2855番地。配達時刻は、二月五日十三時〇三分じゃ。」

 

「諒解した。ノバグ、ハバリア・ピアの事務所の方を任せる。請け荷のトラッキングと、船の手配記録を中心に洗ってくれ。俺はペニャットの集荷ステーションの方を当たる。」

 

 ブラソン達、ネットワーク住人のチームが早速全力で動き始める。

 上手く当たりを引いたようだが、さて七階はどうするかな。

 

「儂が誘導を引き継いだ。ところでのう。港近くの倉庫でゴソゴソしておった奴らが、ビークル三台に分乗して先ほどの情報屋のビルに向こうておるのじゃが、どうするかの?到着までだいたい二分じゃ。」

 

 落ち着いた声でニュクスが言う。

 

「『だいたい二分じゃ』じゃねえだろう。二分じゃ外に出たところで捕まってしまう。脱出する方法があるのか?」

 

「ナノマシンで分解してデータをレジーナに送信というのはどうじゃ?」

 

「絶対嫌だ。レジーナに着いて再合成する時にお前に何されるやら分かったもんじゃない。断固拒否する。」

 

「そんなにも嫌わんでも良いではないか。」

 

「お前の嘘泣きにはもう欺されないぞ。いいから早く教えろ。時間がどんどん無くなっていく。」

 

 ニュクスがこういうふざけ方をする時は、大概別の解決法があり、そちらが上手く行く可能性が高く、そしてすでに着手している場合だ。

 

「せっかちじゃのう。女にもてんぞえ?」

 

「うるせえよ。大きなお世話だ。時間が・・・」

 

 それにしても余りにしつこくふざけてくるニュクスに、時間が無い事を再度思い出させようと口を開いた瞬間、大きな音を立てて床が揺れた。

 

「外に出るには間に合わんでも、一つ下の階に行くくらいなら十秒もあれば十分じゃろう。ほれ、フロアを一つ降りよ。」

 

 言われるままに五階の階段ホールに降りると、ほの暗い明かりの中、黒いスーツのアデールがど真ん中に立っていた。

 五階の階段の壁には大きな穴が空いている。ここから出る気か。

 

「うふふ、坊やちゃんとあんよが出来るようになったみたいで、ママは嬉しいわ。さあ、ママと一緒におうちに帰りましょうね。」

 

 相変わらずの妖女モードのアデールがこちらを見て妖しく笑った。

 

「お前に掴まってそこから出るのか。善は急げだ。早く・・・」

 

「そこから出たら到着したヤクザ屋さん達に盛大に撃たれてしまうわ。私は大丈夫だけど、多分あなたは蜂の巣になってしまうわね。こっちよ。」

 

 そう言うとアデールはライフルを真上に向けて構え、連射した。

 ライフルから天井に向けて白光が迸る。

 破壊された天井の破片が辺りに飛び散り、俺にも当たる。

 幸い小さな破片しか飛んでこないので撃ち抜かれるような事はないが、相当に痛い。

 その内破片が飛んでこなくなり、頭を抱えて守っていた両腕の隙間から様子を窺うのと、アデールが連射を止めるのはほぼ同時だった。

 アデールの真上の天井には、直径二mほどの大穴が空いており、そこからまだバラバラと瓦礫が降ってきている。床には瓦礫の山が出来ている。

 

 余りに乱暴且つ雑な対応に半ば呆れて立っていると、アデールが近寄ってきた。

 

「ふふ。この華麗且つ大胆な脱出方法に言葉も無いのは当然と理解出来るけれども、突っ立っていてはヤクザ屋さん達に掴まってしまうわ。失礼するわね。」

 

 誰だお前。

 アデールが突然俺に抱きつく。

 色気も何もあったものでは無い。外骨格外筋肉付の柔スーツで抱きしめられ、あちこち骨が折れそうに痛い。

 アデールに抱かれたまま、床と天井を貫通して開けられた破砕孔の中を一気に上昇する。

 穴は屋上まで貫通していなかった。

 多分、二七階あたりで穴の脇に着地し、アデールは俺を離した。

 

「あらまあ。それはレディに対してちょっと失礼な仕打ちじゃない?」

 

 アデールから離されて、痛そうに手を振る俺にアデールが笑いながら抗議する。

 そのフロアは、一般の住居の様だった。穴を開けられた床の周りには絨毯代わりと思われる布が敷き詰められ、クッションやローソファと思しきものが目に付いた。

 もっともアデールの銃撃でその辺りの調度品は全てズタズタに引き裂かれて、無惨に床の上に散らばっている。

 部屋の持ち主には悪いが、さらにこの後このビルは、俺が家捜しした証拠を隠滅するために徹底的に破壊される予定だ。

 

「スーツの力でガッチリ掴まれて、レディもクソもあったもんか。俺も次からスーツ着て出るかな。」

 

「それはとても良い考えだと思うわ。でも、ちゃんとスーツの扱いを訓練していなければ、いくらのろまな銀河種族達相手でも相当に苦戦する事になるわよ?」

 

「大丈夫だ。船外活動服で扱いには慣れている。それに実戦も経験済みだ。」

 

「そういえばそうだったわね。私と同じスーツを試してみる?見た目通りしなやかでとても使い易いわよ?」

 

「ああ、レジーナに戻ったらお願いする。ところでこの後どうする?」

 

「今度は地味に目立たないように逃げるの。自分の脚で階段を登って屋上に出て、もう一度あなたを抱えて人目に付かない付かない方向に向けてランデブー飛行を楽しんだ後、名残を惜しみながらどこか安全な所で降ろしてあげるわ。」

 

 そう言いながらリビングルームと思しき部屋を出て、玄関に出る。玄関のドアを普通に開けて部屋を出、階段を駆け上がって屋上に出た。

 屋上に続くドアはニュクスが先回りして解除していた。

 ドアを開けて屋上に出る前に、アデールからポンチョのようなものを渡された。

 

「簡易的な光学迷彩コートじゃ。その辺りは確実にペニャットから監視されておる。そのまま外に出たら一発で身元を特定されるぞえ。」

 

 ポンチョを被る。光学迷彩のコントロールがチップとリンクしてスイッチが入る。

 ポンチョの裏側から見ると普通のダークグレーの生地だが、表から見ると透けて向こう側が見える。

 アデールもスーツに備わった光学迷彩を入れて透明になり、そして二人とも排気ダクトやエアコンの熱交換機などでゴチャゴチャとしている屋上に出た。

 地上から何人もの大声で怒鳴る声が聞こえる。

 

「ヤクザ屋さんご到着のようね。」

 

「重装甲スーツ三機は全て隣の情報屋の建物に入っておるわ。地上は生身の人間だけじゃ。」

 

「あらまあ。それでは合格点はあげられないわね。全戦力を前線に投入したい気持ちはよく分かるけれど、後方の安全確保を怠ってはいけないわ。」

 

 そう言ってアデールはどこからか取り出して手に持っていた黒っぽいグレネードを三つ、屋上の手すりの向こうに放り投げた。

 少しして、地上から轟音が吹き上がってきて辺りに響く。

 

「ライフルはここに捨てていって頂戴ね。証拠が残らないようにニュクスが分解してくれるわ。」

 

「このビルを消すと言ったな。どうやるんだ?」

 

「お主が六階に置いてきたナノマシンが山ほどあるわい。アデールが都合良く爆発用の縦貫通チャンバーを開けてくれたでの。一発で瓦礫の山じゃ。」

 

 地球人エージェントのアデールと、自由自在にナノボットを操るニュクス。この二人で銀河系内最強のコンビが出来るのではないだろうか。

 

「じゃあ、ちょっと失礼するわね。」

 

 そう言うと、アデールはポンチョごと俺を両腕で抱いた。

 

「なあ、一つ聞いて良いか?」

 

「なあに?どんな悩みでもママに話してご覧なさいな。」

 

「そのメガネ、なんで戦闘中にも落ちないんだ?実はメガネの形をしたオプティカルシーカーか?」

 

 より広い視野と可視光幅を求めて、生身の眼球を取り外してオプティカルシーカーに付け替える者もまれに居る。

 

「良いでしょう?このメガネ。ちなみに今掛けているのは、戦闘用のHMD兼用のもので、AARズーム機能も持っているわよ。」

 

 戦闘用のメガネというものが存在することが驚きだった。


先日、初めて1,000PV/day越えを記録しました。これもひとえに、いつも拙作をお読みいただいているみなさんのおかげです。

また、少し前に累計20,000PVを越えました。同じく、みなさまのおかげです。


しかしこの数字、流行りの異世界転生ファンタジーものと比較すると、軽く一桁違います。

今後のさらなる精進を心に誓うとともに、SF、特にスペースオペラというジャンルの人気のなさに少々悲しくなってしまいますね。


愚痴はともかく。

より一層の精進致します。今後もお付き合い戴けますよう、宜しくお願い申しあげます。

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