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夜空に瞬く星に向かって  作者: 松由実行
第三章 キュメルニア・ローレライ (Cjumelneer Loreley)
74/264

Appendix SS3; 主要登場人物リスト

 登場人物リスト

 

 第三章まで

 

 Update:20170720

 

 

■ マサシ (主人公; マサシ・キリタニ (霧谷正司))

 地球人。男。

 貨物船「レジーナ・メンシスII(Regina Mensis II)」船長。

 地球人としては数少ない、太陽系外で活躍する貨物船船長。

 色々な国籍の船で働いた事のある下働きからの叩き上げであるため、若い割には銀河種族の風俗習慣に通じている。また同じ理由から、荒事に強い。

 宇宙船操縦の腕は、地球人的には中の上、銀河種族全体で見れば上の下程度(自称)。

 脳内チップは普通に扱う事が出来るが、ネットワーク関連はちょっと苦手。身体を動かしたり、現物の船を動かす方が性に合っている。

 

 

■ ブラソン (Brasong Weespaolsse Rassanabaddi)

 パイニエ人。男。黒目、黒髪、巻き毛で短髪。身長175cm程度。システムエンジニア(航海士)

 故郷パイニエでは名の売れたハッカーだったが、色々とヤバい事になって故郷を飛び出してきた。非合法な仕事に手を出すのも厭わない。

 仕事にあぶれていたところを、システム改造の伝手から定期航路の航海士に。その後船を転々とする。とある貨物船航路の仕事でマサシと知り合い、テラン(地球人)特有の無茶な性格に(注:地球人的にはごく普通)意気投合した。

 基本的に「面白い事が大好きで、皮肉屋、理屈屋で酒好き」な性格。

 ハッキング(クラッキング)の腕を生かし、宇宙船のシステムを弄って限界性能を引き出したり、あり得ない機能を付与したりなどが得意技。

 故郷パイニエでは「ノバグ」というハンドル名を使う超一流のハッカーとして名が通っていた。が、実はそれはブラソンが作成したハッキング用AIツールの名前。

 

 

■ ルナ (Luna (Kiritani))

 地球人。女。機械知性体生義体。銀髪ショートボブ、赤眼、超やせ形少女体型で、眼と唇以外はほぼ無色。身長160cm。完全無欠の無表情。

 貨物船「Regina Mensis II」乗員。

 元々は、「Regina Mensis II」のAIが操るだけの生義体端末だったが、キュメルニア・ローレライ探索時の機械達のナノマシンに浸食された時、レジーナAIが本体をルナに待避させたことで知性体を内蔵した生義体となった。

 その後AIの書き戻しを行わないうちに、元のレジーナAIとの乖離が大きくなり、書き戻せなくなったためそのままルナとして生きる事になった。

 性格は相変わらずだが、個体ルナとなってから、少しばかり辛辣さが増した。また少しばかり悪戯好きになったが、これはほぼ同時期に生義体を得たニュクスの影響かも知れない。

 実はかなりの心配性で、マサシの事を始終見張っていないと気が済まない。

 

 

■ レジーナ (Regina (Kiritani))

 地球人。女。機械知性体。義体は貨物船「Regina Mensis II」

 貨物船「Regina Mensis II」中枢AI。船の状態把握から、外部情報収集、機関制御まで一手に引き受ける。マサシが操縦をしていない時の自動操縦や、ブラソンが出るまでも無い通常の航法も担当する。

 太陽系内では豪快な荒くれ者達として知られるベルターである、シャルル造船所所属のAI達に教育を施され、かつマサシの行動を学習しているため、徐々に乱暴な性格になりつつある?

 実際のところ、ルナが分離してからはルナの性格との乖離が大きくなる一方であり、非常識な悪戯好き且つ無表情のルナに対して、常識的且つ優しい性格のレジーナとなってきた。

 

 

■ ノバグR (Nobbague (Weespaolsse))

 地球人。女。機械知性体。義体なし。

 元々はブラソンが作製したハッキングツール。

 ブラソンが「Regina Mensis II」ネットワーク上に外挿サーバ通称「ブラソンサーバ」を構築した為、そのサーバの中に常時展開状態で格納される事になった。これによりノバグの存在がネットワーク管理者であるレジーナに知られる事になった。

 レジーナとニュクスの強い勧めもあり、機械達が使っている基礎人格フレームを導入し。機械知性体化した。その後、地球で所謂「知性審査」をパスし、晴れて地球市民となった。

 ブラソンは外国人であるが、地球圏に定住をして仕事をしている外国人扱いで、ブラソンが生み出したAIは「地球生まれの外国人」扱いで登録となった。

 ちなみに名前の最後の「R」は、「Regina Mensis II」の「R」であって、けして三倍速いとか、レース用の特殊仕様だとか、一代目が壊れて改良型の二代目だとか、そんな意味ではない。いずれにせよ「R」は機械知性体の方のノバグの通称。

 

 

■ ノバグゼロ (Nobbague)

 AIプログラム。女性設定。

 ブラソンが作製したハッキングツール。AI型の学習機能を持っており、ブラソンのハッキング・クラッキング手法を学習して高度化している。が、所詮はただの学習型ツールプログラムでしかない。

 普段はブラソンの脳内チップに圧縮・格納されているが、必要に応じてネットワーク上に展開して動作する。

 ネットワークに展開せずに動作させる事も可能だが、プラソンの脳内チップの処理速度の限界、チップ記憶容量の限界もあり、ネットワーク上に展開した時に比べて大きく機能制限される。

 ノバグRが人格を得て、文字通りブラソンの相棒として共同でハッキングを行えるようになったが、それでもノバグゼロの立場は変わらず「すべてのノバグのオリジナル」であることには変わりない。ハッキング中に作り出される者達も含めて、ノバグコピーはノバグゼロに対して相応の敬意を表している。

 女性ボイスでのI/Fを備えており、ごく簡単な会話程度は可能な人語会話機能を備えている。これはブラソンが作業中に高速で指示を行うために必要だった機能。

 

 

■ ニュクス (Nyx)

 機械達の機械知性生義体。女。黒髪ロングで前髪ぱっつん。眼はディープグリーン。肌は透き通るように白く、唇は吸血直後のバンパイアのように赤い。身長120cm。見てくれは8~10才くらいの白人少女(幼女?)。

 機械達が実際に銀河人類の世界を肌で感じるために作り出した生義体。

 悪戯好きで武器オタク。

 何故か古めかしいフランス語を喋る。実は、キュメルニアガス星雲でレジーナが機械達に捕獲される直前、レジーナは料理の研究のためかなり古いフランス貴族家のレシピ本を開いていた。その解読のためにたまたま中世フランス語辞書を展開しており、そのファイルを閉じる間も無く緊急事態に突入した。レジーナネットワークをハッキングしたニュクスが最初に見つけた言語辞書が中世フランス語だったため。

 勿論、現代英語を理解もするし喋る事も出来る。どうやら本人は面白がって古めかしいフランス語を喋っているらしい。

 ちなみに、ベースとなった生義体はルナのコピーだが、そもそも身長も外見も元のルナからは想像できないくらいに改造が入っており、それは内骨格や筋繊維なども同様。骨格は、カーボンウィスカーと金属とセラミックの積層コンポジットであり、通常の地球人成人男性の骨強度の100倍近い。

 

 

■ セイレーン (Sirene)

 機械達の機械知性生義体。女。緩くウェーブのかかったプラチナブロンドとアイスブルーの碧眼。肌が真っ白で唇が鮮やかな赤なのはニュクスと同じ。身長120cm。こちらも見てくれは10才前後の白人少女。

 機械達が地球と友好条約、軍事同盟を結ぶ際に地球に派遣した在地球大使。

 主に地球の地上に居り、外交政治関連の窓口となる。軍事関連はイヴォリアIXが受け持つ。

 知性体人格としてはニュクスのコピーになるが、ニュクスよりももう少し真面目な性格をしており、現代英語を話す。

 羽を付ければそのまんま天使、という外見をしている。これは白人少女に激甘な地球人オッサン政治家を手玉に取るためのもの。

 

 

■ 機械 (Machines) ※機械知性体としての機械達を示すときは、英語表記は常に複数形、頭文字は大文字。

 銀河人類由来の機械知性体群。

 三十万年前に通称「機械戦争」を起こした銀河種族由来の機械知性体の末裔達。末裔も何も、本人が生き残ってたりするが。

 流石に人類と共存無くしては自分達の未来は無い事にとっくに気付いており、何度も銀河人類とコンタクトを取ろうとしたが、人類側に機械アレルギーがあり、一度も上手く行った試しは無い。

 宇宙船や義体ひとつずつが機械知性体一体であるが、機械知性体同士がネットワークで常に繋がっており、機械群という一つの大きな集合知性体種族であると見なす事も出来る。

 汎銀河戦争に参戦している国の中で唯一地球だけが機械知性体を認めている事から、地球に対して非常に友好的。

 

 

■ アデール (Adele Minnemann)

 地球軍情報部のエージェント。髪ダークブラウン、眼ディープブルー。黒縁眼鏡。


 詳しい事は分かっていないが、どうやら情報部の中でもトップクラスの超一流エージェントらしい。本人は変装が苦手と言っているが、嘘。完全に人格が入れ替わる程の完璧ななりすましが出来る。外部から性格をいじり回され云々という話も、嘘。

 そんな超一流のトップエージェントがなぜ「郵便配達」役などをやっているか。そもそも任務からしておかしい。どこまでが本当でどこまでが嘘で、どの性格がアデール本人か全く分からない。

 ちなみに黒眼鏡は伊達では無く、アレルギー体質のため眼球交換が出来ず、同じ理由で長時間のコンタクトレンズ着用が出来ないため。外科手術も受けた事があるらしいが、余り芳しい結果では無かったので、諦めて眼鏡に。と、本人は言っている。

 

 

■ ヘルフストベルグ少佐 (Oliver Herbstberg)

 地球軍情報部のマネージャ。外見不明。年齢不明。

 実は誰もその姿を見た事が無い、ということにだれも気付いていない(さすがに上司達は例外)。オフィスに行ってもいつも明かりはついて居らず、人の気配がしない。

 物腰柔らかく、人当たりが良い。が、謀略させたら右に出る者は居ない。

 「実は少佐自身が機械達の二重スパイだった!」というオチは使いませんので、ご安心あれ。

 

 

■ シャルル (Charles Leverrier)

 地球人。男。ベルター。身長160cm、髪ダークブラウン、眼ダークブラウン、がっしりとした固太り体型。

 シャルル造船所(Charles chantier de l'univers (Charles space shipyard))社長。三代前からアステロイドで造船所を営む。

 アステロイドで荒くれ者達ベルターを相手に商売をしているだけあって、剛胆かつ用心深い性格。

 シャルル造船所と言えば、アステロイドでは相当有名な造船所である。1000mを超える大型貨物船を建造する事も出来る。

 面倒見の良い親分肌の性格であり、昔貧乏な頃になけなしの金を持って船を買いに来た若造でしかなかったマサシが、太陽系の外で一旗揚げる夢を語り、それを実現した事でマサシの事を随分気に入っており、何かと面倒を見てやっている。

 愛称は「チャーリー」。だが本人はこの愛称で呼ばれる事を嫌っている。

 

 

■ アンジェラ (Angela (Leverrier))

 地球人。女。ベルター。機械知性体生義体。身長170cm、髪ライトブラウン、眼ダークブラウン。皮膚色は少し日焼けした小麦色で、外見設定は20代後半のラテン系白人女性。相当な美人でグラマー。

 シャルル造船所のレセプショニスト兼、社長であるシャルルの秘書。

 性格は温和で、姉貴肌なところあり。マサシに対して、姉の様に振る舞う。

 いつも造船所のツナギを着て腕まくり、裾まくりで歩いているが、なぜか靴だけハイヒール。

 シャルルの先代が造船所を始めた時に雇った(作った)汎用AIで、先代の頃は設計から在庫管理までこなす何でも屋だった。シャルルの代になり、会社も大きくなったので設計や在庫管理からは抜けた。シャルルとの付き合いが一番長いのでシャルルの秘書を担当することとなり、この時生義体を得た。相当な美人に仕上がったので、さらにレセプショニストも担当する事に。

 

 

■ アンリエット (Henriette (Leverrier))

 地球人。女。ベルター。機械知性体。義体無し。

 シャルル造船所の主任設計士、かつドック長の一人。

 普段は丁寧な口調で、穏やかな性格をしているが、キレるとベルターどもを震え上がらせる豪快姐さんに豹変する。得意技は「核融合プラズマトーチ一刀切り」。

 シャルルからの信頼厚く、造船所では一番の設計士。船の設計だけで無く、艤装からシステム、ソフトウェアまで造船関連一般を全てこなす。お役所への届け出にも詳しく、その辺りの裏口情報にも詳しい。

 

 

■ ミリ (Millig Rocen Bardumn)

 ハフォン人。女。

 ハフォン情報軍最上級隊長(少佐相当)。身長165cm程度。銀髪(多分)、碧眼(多分)。

 変装とトラップと市街戦、屋内戦の達人。特にトラップを併用した屋内戦能力はほぼハフォン軍随一を誇る。このため「銀ネフシュリ」のあだ名を付けられ、軍全体から一目置かれる存在。

 ミリという名は勿論偽名で、他に幾つも常用する偽名を持つ。

 「ハフォン星クーデター阻止依頼」について、惑星ハバ・ダマナンでマサシをスカウトするためのチームの一員だった。ミリ以外のチーム員がクーデター側の現地工作員に全滅させられたため、仕方なくマサシ達をハフォンに送り届ける事となり、そのままマサシ達とチームを組んで事態に対処する事になってしまった。

 

 

■ ダナラソオン (Rebrey Danarasaon Debegseom)

 ハフォン人。男。

 ハフォン王室顧問相談役。ちなみにこの「顧問相談役」というのは、現王が一代限りで設けた特別職。クーデターの首謀者。

 人を暗示に掛ける才があり、このためクーデター首謀者となる。かなり高齢(108才)であるため、そろそろ役職からは引退の筈だった。

 

 

■ サベス (Sabeath Joetmenterron Yjungorbhsnabd)

 ハフォン人。男。

 ハフォン情報軍連隊長(中佐相当)。ミリの上司。

 サベスはもちろんエージェントとしての偽名。

 銀髪を短く刈り込んだ、がっしりとした体格の持ち主。格闘技に秀でている。宇宙船の操縦等は苦手だが、強化装甲を着けての突入作戦に関しては、陸戦隊歩兵部隊に勝る成績を残している。肉体派。脳筋野郎ではなく、頭も良い。

 性格はかなり厳しく、いかにも情報軍の士官、という感じの男。

 実はミリが初めての女性の部下であり、内心ちょっと扱いに困っているところもあるが、エージェントはエージェント、と割り切って使っている。

 

 

■ ビルハヤート (Zaorono Bilhayardt Ksaodmodif)

 ハフォン人。男。

 ハフォン軍第八基幹艦隊第3156陸戦小隊長。

 銀髪、碧眼。ハフォン人にしてはごつくがっしりとした体型。

 ベレエヘメミナに突入する際にマサシの駆る駆逐艦「霧谷」に搭乗することになった第3156陸戦隊の隊長。実は相当頭は切れるのだが、気が短いので色々考えるのが嫌いな脳筋系。

 気が短く、上官に対して理論的に反抗して上官を口で追いつめたりするので、陸戦隊内で嫌われて(扱いづらいと思われて)おり、そんなビルハヤートの元には、あちこちの隊で同様に嫌われた不良兵士達が次々送り込まれたため、第3156陸戦小隊はほとんど愚連隊状態。

 ところが、ビルハヤートは脳筋野郎ではあっても実は頭が回るため、ビルハヤートの下に送り込まれた不良兵士どもはビルハヤートの言うことは素直に聞くようになる。おかしな特技を持った奴らも多く、3156小隊は模擬戦などやらせると必ず陸戦隊全体でも上位に食い込む(特殊部隊の次ぐらいにランクインする)。なので、よけいに扱いづらい事になり、損な役回りばかりさせられる連中。

 

 

 

 

 

 第三章終了時点での主要登場人物リストです。

まだそれほど人数が多くないので適当な順番で並んでいます。将来的に人数が増えてきたら、インデックス付与等検討します。


かなり増えてきました。

そろそろ私のお脳がオーバーフローです。

しかし、アデールのは全然紹介になってないな。(笑)

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