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懐花しい詩

ゆらゆらり

作者: 懐花

ゆら ゆらり

海に沈んで

思考の海


海は問う 汝は


わたしは 月の人魚

夜なしでは 生きれない


海に答えた 海に誓った


青い 深い 暗い 海に

よせる波は とける夕日は

届かない

望まない



ふわ ふわり

空にたゆたう

想いは空


空は問う 汝は


わたしは 音の人魚

歌なしでは 生きれないと


空に答えた 空に誓った


赤く 淡く 光る 空に

にじむ雲は にごる音は

きこえない

なにもない




今宵 海と空は出会い

夜と歌は溶けて

月と音は奏で

波と風が囁く



声はなく 音もなく

ただ寄り添って 一緒にいたい


正はなく 生もなく

ただ誤魔化して 二人でいたい




あついあつい 雲がおおい

あまいあまい 恋はおわり



ゆら ゆらり

望みのままに 沈んでいこう


溶けゆくままに 歌っていこう

ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  美しいイメージの氾濫。人魚は夜も歌もなければ生きてはいけないけれど、海がなければ死んでしまいますよね。でもあえて、「夜」と「歌」と強調しているところに、この詩の背後に横たわる物語を垣間見…
2016/03/06 16:49 退会済み
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