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序章2 変界

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時は2997年。1914から18年の第一次世界大戦後、世界は世界超安定期に入り、それ以来、今日(こんにち)まで、大きな人為的戦争はなく、自然の力にのみ、世界は動かされていった。そのため世界は不均衡にある。まず第一次世界大戦後、4強と呼ばれた国々では、決着が着いた。そしてそれは当時から歴史を考えると、とても未曾有(みぞう)なことであった。日本が勝ったのである。そしてその後、謎の100年を経て、世界全体は日本の支配下にあるようになっていた。何が起こったかは、謎の100年が明らかにならないと、わからない。世界全体が日本の支配下、これは強い不均衡を生んでいた。天皇は世界天皇とされ、世界で西暦も和暦も使われるような不便にもなった。公用語も世界の英語or日本語と呼ばれ、同じ人種・民族でも言語が違うという現象が多々起き、不便である。特に何がおかしいかというと、世界の主要なリーダー格、すなわちこの物語に登場するものはほとんど、日本語をしゃべり、民間人は英語か各種の民族語をしゃべる。それは何とも滑稽(こっけい)な光景であり、民主主義が成り立ってないといえる。それに対応するかのように、日本語をしゃべる人(この物語に登場するもの)は日本人のような体つきをしている。その反対もそうだ。だがしかし、人種の分別としては、アメリカ人なのである。この物語の主人公もまたアメリカ人種と分別されるが、日本人のような風貌(ふうぼう)をもつ。

この世界は何とも、滑稽(こっけい)かつ矛盾的で、不均衡である。

ただこのような不均衡さには、陰謀(いんぼう)がある。だれかの仕業ではないか。実際、主人公を初め、すべての人に幼き時の記憶はなく、それはそーゆうものなのだと教えられる。これは洗脳教育(せんのうきょういく)だろうか。

まあ、そんな中で最近は、この不均衡な世界は次のように解釈されるようになった。『変界説(へんかいせつ)』という。2628年(転朝19年)の『ゴルゴ・ローレンツ・バイ・タツヤの定説』と呼ばれる提唱によるものである。その定説の100年は世間から信じられないものであったが、最近、それを仮定することによって、なくなる矛盾が多く証明され、最有力な不均衡解釈(ふきんこうかいしゃく)となっている。

その定説はというと、いわば、パラレルワールドの考え方である。この世界はここで、一応その変界の歴史、すなわち、変界史と呼ばれるものを紹介したい。


変界史

1913年(大正2年) ファティマの予言

1914年 第一次世界大戦勃発

1918年 第一次世界大戦終戦

1939年(昭和14年) 世界危機

1945年 世界不安定

1991年(平成3年) ソ連支配国提訴事件

2001年(平成13年) アメリカ危機

2011年(平成23年) 日本危機

2012年(平成24年) 世界危機

2013年(平成25年) ソ連危機

※ただし、この100年は歴史書に基づくもので、実際は謎にめいている。

2026年(平成38年) サグラダファミリアの完成でガウディの予言

2039年(平成51年) 宇宙人証明

※この年も何か謎なことが起こったとされる

2628年(転朝19年) ゴルゴ・ローレンツ・バイ・タツヤの定説

2641年(転朝32年) 世界長崎会議

2731年(移陸71年) インドリア大陸完成

※このように、22世紀からは大きな戦争などの歴史がなく、予言は一切当たらない世界になってる。平和なのはいいのだが、世界の均衡には、矛盾が多くて変界らしいこととなっている。

以上が大まかな変界史である。

真界ではそうなってるであろうことは、ファティマの第二の預言第二次世界大戦勃発、ソ連解体、国際連盟→連合であるが、起こっていない。


さて、1000年もの安定期が続いた世界だが最近、その安定期が壊れようとている。その発端は2900年に変わるときの万神(ばんじん)天皇暗殺劇である。それによって、天皇が暗殺され、2901年からは、大反(だいはん)天皇で、年号も大反(だいはん)となり、和暦と西暦下二桁の一致する時代が始まった。当時天皇は幼く、長生きなため、今も2995年すなわち、大反95年となっている。そして、この世紀は、ファティマ第三の予言に従うように、数々の有力国が軍事力を強め、戦争を行おうとする群雄割拠の時代となった。

世界は第一次世界大戦前の4強時代とは大きく変わり、8強・60中体勢となった。天皇暗殺からまさに、意図的のようで、数々の陰謀説があるのだが…………………

そしてこの話はアメリカのある男による平和のための闘いを物語ったものである。世界は2995年、末期に近づこうとしているともいわれる。さあその運命は………………………

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