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Detectives  作者: ひら
2/3

Calling your name.

努力に勝る天才無し。 by Nothing deta





いくら天才だとしても、才能だけでは努力している人間には勝てない。俺は、そういう意味だと感じ取った。



短い結論だと思うか?俺もそう思う。だが、まとめを長くすれば読みにくくなるだけだし、理解することもめんどくさくなる。そう、入学式などの校長の話のようにーーー

入学式は、呼名などのパフォーマンスが30分程、校長の話が2分(こんな短いの聞いた事が無い)、その他諸々で13:30には終わった。後は、クラス分けの発表(悠仁と同じ2組)、課題の提出、その他雑務などで結局帰るのは14:20すぎごろになった。

「いやー、疲れたな〜。」

「ああ、そうだな。」

とりあえず図書館の場所の確認でもしようかと思って、席を立った途端

「お前ら、席に座れ!」

現国の山内(やまうち)がひどく憤っている状態で入ってきた。

「お前らの中にケチャップを持ってきているやつはいるか」

…は?


ばれてない。あの佑夜にもばれてない。できれば気づいて欲しかったけど、まあしょうがないか。


山内の野郎に捕まってから10分以上たった。本当ならもう通学路をのんびりと歩いている頃だろう。事件の事をおおまかに言うとこうだ。

「1年生の男子トイレがケチャップまみれになっている。どうせ粋がって1年がやったんだろう。とっとと白状しやがれ。」

何ともめちゃくちゃな理由だった。これは酷いのタグを付けてやりたい程だ。どうやら、犯人を見つけ出すまで返さないつもりだろう。さて、みんなはこういう時どうするだろう?知らんぷり?それが妥当だろう。俺もそうする。でも今回は、少し事情が違う。5時から見たいドラマがあるのだ。こいつこのままだと平気で深夜までいさせそうだ。それは困る。録画してないし。そしてさらにーーー

「先生、その犯人はこの矢口(やぐち)君が解決してくれまーす!」

悠仁の野郎がこんなことを言いやがった。そういうわけで、高校生活最初の事件が起きた。



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