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あれ……これで完結!?

ミカはさておき、翔とタカシのお話。


「か、翔君、そこらじゅうで魔識(さーちんぐ)みたいな光がピカピカしてるけど、大丈夫なの?」


「ああ、電気のことか?

ここが地球――俺の居た世界なら、の話だけどな」


ここは僕の幻影魔法で作られた

世界だよ。


「とりあえず俺の家にでも来るか?

狭いけど」


「うん!」


QBの声は二人に届くこともなく、人混みの中にかき消されました。


緑色のラインが入った電車や、黄色いラインの入った電車を乗り継いで二十分。


二人は青い屋根をした家の前に居ました。


「ここが俺の家だ」


「お邪魔しまーす」


案外、まともな家に住んでるんだな。


タカシは思いましたが、口にはしません。


家の中には誰かが居る気配はありません。


翔君のご両親はどうしてるの?


タカシは思いましたが、これも口にはしません。


「タカシはスィースィーレモンとフアンタ、どっち飲む?

あ、苔もあるぞ?」


苔ってなんだろう。


僕の世界には同じ名前で、岩とかにくっついてるやつがあるんだけど。


「じ、じゃあ苔で」


「おk。

ちょっと待っててくれ」


チャレンジ精神で苔をチョイスしたタカシですが、大切なことに気が付きました。


「……苔って飲めるのかな?」


さて、カップラーメンが出来るだけの時間が経ったでしょうか。


皆さんおなじみ、赤いラベルのペットボトルとポテチの袋を持った翔が姿を現しました。


「ほい、苔」


「あ、コー「わーーー」


「いいか、これはcoke(こけ)だ。

誰が何と言おうと苔だ」


タカシは些か不本意ながら、おとなしく苔を飲んで、ポテチを食べて。


ゴクゴクバリバリゴクゴク


ゴクゴクバリバリゴクゴク


ゴクゴクバリ「翔君、のり塩ってもう一袋ある?」


「もうコンソメしかないぞ」


「じゃ、コンソメでいいや」


バリバリゴクゴクバリバリ


バリバリゴクゴクバリバリ


「翔君、何か大事なことを忘れてないかな?」


タカシが、何かに気付いたような表情をしました。


「今やるべきことは、ポテチの完食だ。

これ以上大事なことがあるのかね、タカシ二等兵?」


タカシはいつの間に二等兵になったのでしょうか。


「閣下の仰せのままに」


二等兵呼ばわりされたのは特に気にならないようです。


バリバリゴクゴクバリバリ


バリバリゴクゴクバリバリ


またポテチ+苔地獄が始まりました。


こんなのでいいのかな、タカシが密かに不安がっているのは内緒です。


その頃、ミカはというと……


「確か直進、左折、右折で左手に見える建物って言われたけど……」


青い看板に白いライン、ミルクの缶も白で描かれている某コンビニエンスストアの前に居ました。


「ここ、かな?」


違います。


「何だか違うような気がするわ。

ここじゃないみたいだし……あそこかな?」


一分も経たないうちに、ミカは別の建物の前に居ました。


緑色のiと、二色――赤とオレンジでしょうか――で7とが描いてあります。


「間違いなくここね」


間違いなく違います。


「うーん、どうしようかしら」


珍しいことに、ミカが悩みました。


「とりあえず、ここはパスでいいわ。

別の建物に違いないっ!」


その無駄なまでの自信はどこから溢れてくるのでしょうか。


iと7のお店を離れて徒歩三分、ミカはようやく目当ての建物にたどり着くことができました。


五階建てのレンガ造りで、特別対局室、高雄の間、棋峰の間をはじめとして、道場や売店も含まれています。


「きっとここね!」


ミカが達成感に包まれているときのことでした。


「そろそろ、かな」


「発動、幻想世界でぃせぷしょんわーるど

読んで下さった方はお気づきのことと思いますが、ミカ&QBがクビになりました。

あんなやつらにナレーターは任せておけません……理由は特に無いですが。。

この話も、変な所で終わってますが、この先どうなるかを考えて、ながたに送って下さい。

どうぞお願いします。


             byながた@他力本願

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