『とある被験体の記録』
ちょいホラー?
ーー月ーー日 ( )
街から離れた場所に何かが墜ちた痕跡があると方向を受けて、我々調査隊が出動した。
そして我々がそこに到着した時…ヤツは現れた。すぐに警戒態勢をとったが、ヤツの行動の一切を捉える事もかなわず意識を失った。それから幾日経ったかもわからない今日、唐突にこの白紙の本と『その本に1日の記録を残せ』とだけ言われ、何をいってるかされるかわからないが為に仕方なく記録を残している。
命は惜しい。どうにか街に帰りたい。✔
ーー月ーー日 ( )
ヤツがこの本を見たらしい、付けた記憶の無いチェックが付いている。そして、きっと記録を残さなかったと思われる隊員の幾人かがヤツの使役する鉄の人に連れていかれた。馬鹿な奴等だ。
昼頃に連れていかれた奴が戻って来た……全身の血管が浮き出て、中に蛇でも通っているかのように脈動している。
ずっと気を失っていればまだ有り難いのだが……✔
ーー月ーー日 ( )
昨日帰ってきた奴等の絶叫で目を覚ました。気持ち悪い、痒い等と浮き出た血管を爪で引き裂きながらのたうち回っていたが、他の隊員が腕を縛った上で猿轡のように布を噛ませたことで、数分後に失神した。
1日の内に起きては叫んで失神を何度も何度も繰り返している。頭が可笑しくなりそうだ。帰りたい。
今日はだれも連れていかれなかった。✔
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ーー月ーー日 ( )
二日目に連れていかれた奴等が連れていかれた。最近は喉が潰れたのか多少マシだったが、1日だけだとしても発狂を聞かずに済む喜びは計り知れなかった。
初めて食糧が配られた。毎日コップ3杯程度の水は配られていたが、食糧が渡されたのは初めてだ。
配られた食糧は干し肉、その味はなんとも言えないものだったが久しぶりに口にした肉の味に何人かの隊員は涙まで流していた。✔
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ーー月ーー日 ( )
何日経っても連れていかれた奴等が帰ってこない。最初こそみんな居ないことに喜んでいたが、5日、7日、10日と居ない日が続いていく毎に、不安感に苛まれている。
幾人かが考えたくもない仮説を口に出したが、誰も反応はしなかった。干し肉はもういいとだけ残しておく。✔
ーー月ーー日 ( )
やはりヤツは悪魔だ。干し肉と一緒にあいつらの骨を…
冷静に考えてみればそうだ、あいつらが居なくなったのと肉が配られるようになったのは同日。どうせヤツの持つ道具か何かで作りやがったんだ。
何人かが吐瀉して倒れた。胃酸の匂い激しく鼻腔を突く。
苦痛だ。もういやだ。殺すなら殺せ。✔
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ーー月ーー日 ( )
また何人かが連れていかれた。もう何人目だ。
30人以上いた『まともな』隊員は、もう片手で数えるほどしか居ない。早く帰られてくれ。
かかわり合いになりたくないのに、『まともじゃない』隊員が押しかかってきた。腹が立って思い切り殴ったら泣き出してしまった。俺には何も出来なかった。
ーー月ーー日 ( )
遂に俺の番だ。ヤツに頼み込んで最後のまともな記録を残させてもらっている。これを読んだ者がもしいたなら、始まりの街で『林檎』という店を営んでいる「アリシア」と、その娘の「エリナ」に伝言を頼みたい。
「マルロ::クーベルは死::貴::::愛:::::::た」と。✔
ーー月ーー日 ( )
からだgカユ::いたい
しかいがあんてiしない
へyがく::いあかrい
::もちわrい✔
ーー月ーー日 ( )
nう::sがゆ::る
::iいんgし::だ
oれ::すgしぬ✔
ーー月ーー日 ( )
nく::うm::✔
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ーー月ーー日 ( )
mうh::りo::がi::
sんd::い::んnが::r
::nsん::t
::jdっ::
よuやksねる✔
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「……かゆうまかよ……。」
俺は、数百ページにも及ぶ記録の本を閉じた。
総合20ptありがとうございます!!頑張ってつづけます!!!




