7.アイデアという宝
どもども、最近休止中の僕です。
色々あって創作意欲が大幅に低下してますが、そんな時は書かない!
楽しんで書かないと面白いものって書けないと思うんですよ。
なので、こういう時は書かないようにしてます。
しかし、このまま書かない期間が続くのも微妙な気分だったので、
今日は前から言いたかったことを1つ書いてみます。
では、行ってみましょう!
皆さん、創作してますか?
僕は上にも書いた通り、現在は休んでいます。
そんな期間があってもいいと思うのですよ。
無理をして毎日続けるモノでも無いと思いますし、
趣味ってもっと気楽なモノだと思うのです。
ただ、休んでいても小説の事は考えています。
「このネタ使えそうだな」とか「こうした方がいいかな」とか、
そういう事を考えいる時が創作の一番楽しい時なんじゃないかなぁ、と。
で、面白いアイデアが浮かんだりするとまた書きたくなる。
そうやって僕はまったりと続けてきました。
さて、ここからが本題ですが……
皆さん、そのアイデアを口にしてませんか?
Twitterや活動報告や友人に、どこでもいいです。
「こういうのが好き」「こんなのどうだろう?」
「~みたいな作品書いてみたい」などなど……
思いついたアイデアを吐き出して、満足してしまってはいませんか?
そのアイデアを吐き出す事で終わらせてしまっている人をよく見ます。
形にすることなく、です……それってすごく勿体無いですよね?
だって、面白い閃きって滅多に起きないのに、
それを簡単に吐き出して捨てちゃうのは勿体無い!
そのアイデアを煮詰めていけば、
1つの素晴らしい作品が出来るかもしれませんよ。
そんな簡単に吐き出して良いんですか?折角の発想が台無しです。
人に言いたい気持ちはすごく判ります。
僕もすっごい言いたい方です。
ですが!待っていただきたい。
その発想、そんな場所で吐き出すのは勿体無いですよ。
自分の中でもっと煮詰めて、掘り下げて行けると思いますよ。
アイデア……それは原石なんです。
原石を適当に加工しても価値はありません。
綺麗にカットして輝きを出すから【宝石】になれるんです。
なので、面白いアイデアが浮かんだら、簡単に口にしちゃダメだと思います。
自分の中でもっともっと価値を高めてから吐き出しましょ。
【作品】という形に加工して。
それはとても美しくて、人を魅了します。
魅了された人達……それが【ファン】です。
欲しいですよね?ファン。
僕はめちゃめちゃ欲しいですよ。
あ、でも多すぎるとプレッシャーなのでアレですが……w
ってな感じで、アイデアって簡単に口にしない方がいいかもね!
というお話でした。
これに関連した事なのですが、追加でもう1つ……。
皆さん、自分の物語を話せる人はいますか?
僕は運が良いのか2人ほどいます。
その友人には、まだ書いていない【カタクリズム】を語っています。
ぶっちゃけラストまで語っていたりします。
「ちょっと待てよ、お前さっきアイデアを口にすんなって言ったろ!」
と思った人、待ってね、怒らないでね?ちゃんと理由があります。
【カタクリズム】という物語は僕の中だけには存在しますが、
それは朧気でモヤがかかった状態です。
そのまま形にするのはとても難しく、初心者の僕には無理でした。
で、友人に内容を語ろうとして、説明し始めると……。
これがすごく難しい事に気づいたんです。
曖昧な物を説明するのって難しくないですか?
なので、僕は自分の中で【カタクリズム】を、
きちんとした形にしないと口に出せなかったんですよ。
そして、語ることによって創られて行く事にも気づきました。
膨大な時間を使って語り合ってきたと思います。
それによって【カタクリズム】は明確になっていったんです。
語りという工程が【原石】を削って【宝石】になれた。
僕の【宝物】になっているあの作品はそうやって出来たのです。
だから、上に書いたように「簡単に吐き出してはダメ」というのは、
必ずしも正しい訳ではありません。
創作に答えなんて無いんだと思います。
実は今現在も【カタクリズム】は語る事で磨いています。
友人2人には付き合ってもらってばかりで申し訳ない気持ちもありますが、
【カタクリズム】はあの工程が無いと形に出来ないんです。
【ナラビカミ】や【喪失の騎士】とかは違いますけどね。
あちらは僕一人で考えて形にしてますから、
語らないと一切作れないって訳ではないのですよ。
皆さん、物語を語れる相手はいますか?
1人だけでもいいです、いるとすごく助かりますよ。
自分に無い発想がポンッと出て来たり、
口にすること、語り合うことで生まれる物語も沢山あります。
もしまだ居ないのであれば、1人だけでもいいです。
見つけると創作が楽しくなると思いますよ。
だって、語ってる時ってめちゃくちゃ楽しいですから!
ただ、上の方にも書いた通り、語るだけで満足しちゃダメですよ。
折角語って磨いたなら最後まで磨き上げましょ?
貴方の中に眠る【原石】を【宝石】にするために。