5.創作のハードル
前回の内容は多少荒れるかと思っていましたが……、
案外そうでもなく、やはり皆さん気になっていたり、
多少なりとも罪責感を感じている人がいるようですね。
では、今回も行ってみましょ!
まだ創作を始めていない皆さん、
創作って難しいものだと思っていませんか?
確かに難しい面も沢山あります。
ですが、実は現在の創作って物凄く始めやすい環境にあるのです。
ノートや教科書の端っこに落書きした覚えは無いでしょうか?
平たく言えばあれもまた創作活動と言えます。
スマホやPCでも今すぐその場で書き始める事が出来ますよね。
ネットには絵の描き方講座が溢れ返っていますし、
文字書きは、検索すれば言葉の意味がポンッと出て来ますし、
資料や調べ物何かも検索でパパっと出てくる時代です。
こんなにも世界は創作に優しいのです。
でも、上手く書けないし~と思った貴方!
以前にも書きましたが、最初から上手い人なんていないんですよ?
でも、自信が無いから~と思った貴方!
自分の作品を自信満々に完璧と言える人間なんていないんですよ?
貴方のそのプライド……何かを生み出していますか?
創作者の誰もが悩んで、上手くなりたいと常々思っています。
それでも形にしたくて書いている、そんな人達ばかりなのです。
そして、書いている内に自分の至らぬ点に気づき、
心の中に思い描く完璧に近づけるよう修正し、少しずつ上手くなっていく。
それが創作なんだと僕は思います。
時には、至らぬ点を気づかせてくれるのは他人である場合もあります。
これは自分では自作品を客観的に見れないからだと思います。
僕が創作をしている時は、なるべく客観的に自作品を見て、
おかしい所はないか、違和感は無いか、ってな具合にいつも気にしています。
ですが、これ……案外自分では気づけないものなのです。
違和感はある、でもどこがおかしいのか解らない。
僕は創作をしているとよくそんな感覚が襲ってきます。
これは、自作品を完全には客観的に見れていないからだと思うのです。
そんな時に気づかせてくれるのは見てくれた人達なのです。
察しのいい人ならもう気づいた事でしょう。
人に見せるという行為は【上達への近道】なんですよ。
前に友人と話していた時に出た話題ですが、
「作品は、投稿した瞬間に経験値が入ってくる」という話題です。
これ、ものすっごくそうだと思います。
投稿してサイトに掲載された自作品を見ると、
不思議と、普段よりも客観的に見れるんですよ。
で、違和感の正体に気づけたり、ここ直したい!って思ったりするんです。
経験値を得た自分は、過去の自分の作品を見て気づくのです。
なので、作品を投稿する、公開するという行為はとても大事なのです。
気づけたり、直したいと思えたという事は、次はもっと上手く書けますしね!
さて、これでもまだ重い腰を上げない人に僕は問います。
【創作のハードル】自分で上げすぎてはいませんか?
創作ってもっと簡単なものなんです。
書きたいから書く、それだけでいいんですよ。
上手い下手なんて後からでいいです。
書いてみて満足しないなら上達への道を探せばいいんですよ。
もちろん上達するのは大変です。
簡単に上手くなれたら神絵師やら神作家だらけになってます。
みんな試行錯誤しながら切磋琢磨しているんですよ。
考えてみてください。
上達するのは大変です。
色々学ばなきゃいけませんし、練習もいっぱい必要です。
書きたくない物も書かないといけないと思います。
では、何故こんな沢山の人が何年も何十年もやっているのか……。
やっぱ【創作って楽しいんですよ】
気が向いた時にでも構いません。
1つでいいので、書いてみませんか?楽しいですよ。
出来れば途中で投げ出さないでください、それは無いと同義だからです。
1話でも1枚でもいいですから、完成させて投稿してみてください。
それが貴方の作品です。
さてさて、ここまでが創作始める人向けの内容でした。
追加で、今現在創作していて、行き詰まっている、
落ち込んでいる人向けに簡単に書きたいと思います。
なかなか上達しない、上手く書けない、
アクセス伸びない、ポイント増えない、読者増えない。
こんな声をよく耳にします。
安心してください、大半の人がそう思っています。
えぇ、もちろんめちゃくちゃ上手い人でも、です。
僕はプロの人のお話を聞く機会があるのですが、
あの人達ですらそう思っているんですよ。
上を見ればキリがありません。
世の中とんでもない画力や文章力や発想力の人はいます。
ですが、他人と比べてどうするのですか?
それで貴方の作品は面白くなったのでしょうか?
これは少し意地悪でした、ごめんなさい。
他者と自分を比べてしまうのは人間の性なのです。
だからと言って、それはネガティブを撒き散らしていい理由にはなりません。
それを見た人はどう思うでしょうか?
まだ創作始めてない人にとっては【創作のハードル】が上がりますし、
楽しんで創作している人には不快でしかありません。
そして、何よりも……自分のためになりませんよ。
あまり気負いせず、もっと肩の力を抜いて、
今の自分を、自作品を好きになってあげてください。
それは現状に満足しろという話ではありませんよ。
現状を受け入れましょ、というお話です。
で、受け入れたら後は解決法を考えるだけです。
答えはそこら中に落ちていますよ。
貴方は遥か上ばかりを見て、それが見えていないだけだと思うのです。
ちょっと自分の周りを見てみませんか?
上達法なんて幾らでも落ちていますよ。
ちょっと自作品を見てみませんか?
気になる点や違和感があるのですよね?
それを感じられるのは、貴方が成長した証ですよ。
【創作のハードル】無駄に上げすぎてはいませんか?
完璧なんて不可能なんです、満足なんてしないんです。
だからみんな書き続けているのではないでしょうか。
もっと上手く、面白く、楽しくするために。
もう一度、筆を取ってみませんか?
貴方の作品達が生み出されるのを待っていますよ。
そして、貴方の作品を、世界の誰かが待っているかもしれませんよ。
僕から言えるのは、やはりこれだけです。
知っているとは思いますが……。
【創作って楽しいですよ】




