ランクアップ
凱旋門まで行くと、ある表示が出た。
『上まで行くと、ランクアップが出来ます』
「行ってみっか。」
上に登ったとき、ある鏡があった。覗き込むと鏡の俺が喋りだした
『ランクアップ出来ます。使徒から、執行代理人になりますか?』
「執行代理人って何ができるんだ?」
『あなたの神、死神の仕事をある程度まで肩代わりできます。新スキルで「生と死」で自分のレベルより下のプレイヤーもしくはモンスターの生死を決められます。その代わり、Mpが取るHp分もしくは与えるHp分減ります。あと、ランクアップ前で稼いだ経験値をステータスポイントに換算して与えます。』
「なる。絶対に生死をコントロールできるのは大きい。」
『では、始めます』
「おう」
『あと一つ。あなたは最初にこの階層に到着した者です。一つだけ神へ質問ができます。どうしますか?』
「ちょっと考えさせてくれ。。。よし、ーーーーー」
数分後、レイドパーティがまた集まった。反省会と打ち上げ会をやりに、一階層まで戻った。
「それではクリムソンの攻略成功と、我々失敗組にカンパーイ」
「乾杯!」
「な、クリムソンどうやってボスを一人で倒したんだ?」
「そうだ、それを聞きに打ち上げ会をやったんだぞ」
「ネクロマンサーのスキル、アンデッドサモニングをボスの中でやった。二、三百体を入れて、あとは高みの見物でアンデッドにすべとを任せた。」
「マジで助かったよ、ボスドロップはおいしかったし。一応、初クリアの壁に僕らの名前が刻まれたし。でも運営側が憎いな~。最後まで生き残ってないと次にいけないなんて。二階層の話をしてくれよ。」
「今んとこ、ランクアップができた。レベル上限が100まで上がった。」
「お前、人間職だよな?」
「ああ」
「ランクアップというと神の加護でも付くのか?」
「いいや、今回は、神に徹底的に嫌われたらしい。」
「ま、どんまい。」
ゲーム内で三時間騒いだりしたら、攻略組のリーダーが第一階層クリアをてっつだってくれと頼んだ。