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自殺中毒な少女  作者: 乙葉
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第7話 ー主従ー

今回はナル子視点です。

ご注意ください。

第7話 ー主従ー


アタシはこの世界に飽々していた。


金持ちの取り巻きとして生きるなんて嫌だけど、

腐れ縁ってやつだし、仕方ないと思った。


あーあ、かわいそー


今日も、君はいじめられている。

窓際の席でいっつも一人。

休み時間になったら、ノートを広げて何かしてる。

そんな風に地味だから、

人と違うことをしてるから、

目をつけられるんだよ?


アタシは別に君に何か恨みがある訳じゃない。

けどさ、仕方ないじゃん?

私たちのボスが決めたんだもん。

逆らったらどうなるかなんて、誰でも分かることじゃん?


だから、ごめんね?


アタシは標的になんてなりたくないから。

だから、君を逃がさない。

そんな失敗できないから。

良心?そんなものとっくに捨てたよ。


優しいことだけで生きていけたら良かったのにね。


ある日、君と肩がぶつかった。

ボスもいなかったし、別にどうでも良かった。

けど、何となく君と話してみたいと思って呼び止めたの。

一瞬とても嫌そうな顔をして、うなずいた君。


何故か、クスリと笑ってしまった。


世界に飽々していたアタシは、いいものを見つけてしまったかもしれない。

少し、楽しくなりそう。

呼び出した場所に来た君に、笑って見せる。


あ、やっぱり楽しい。


君と関わることは、楽しいみたい。

ボスが標的にする理由も少し分かった気がするなぁ。

アタシを警戒する君は小動物みたいで、

少し、いじめてみたい、なんて思った。


この感覚なのかな。


君に言葉を投げつける。

アタシの言葉に反応する君が面白くて、色々言ってみた。

一番面白かったのは、怒った言葉の反応。

アタシを睨んでて、でも不安そうな感じっていうか、怖がってる感じ。

ゾクゾクとするような感覚がした。


君なら、アタシのこのつまらない世界を、変えれるかもしれない。

警戒する君に甘さを覚えて、アタシはクスリと嗤った。


はじめよっか、アタシの暇潰し。


初のナル子視点ですね。

私は主人公よりのキャラなので、ナル子の口調難しいですw

更新が遅れに遅れてしまってほんとに申し訳ないです。

これからも更新が不定期なので、気長に読んでくださると嬉しいです。

コメント、評価等は気軽にどうぞ。

では、またいつかお会いしましょう。

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