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壊れる少女

「なっ!!」


何とか避けたが、驚いている間もなくその二体は戦いを再開した!


「ガァァァァ!」


蛇人族の体当たりに


「ウォォォォ!」


飛び掛かりで反撃をする龍。


「ここまで蛇人族が入ってきたのか!」


改めて周囲を見渡すと戦火がこの辺りまで広がってきているのが分かる。しかし、悲しんでいる間も無く


ガキィン!


由佳莉さんが攻撃を仕掛けてくる!


「由佳莉さん!あなたはこの国を混乱に陥れて何も思わないんですか!?」


「夢の中の事なんて何も思いませン!もうすぐ一緒に夢から覚めるんですかラ!!」


周囲の戦火に煽られたのか由佳莉さんの攻撃の激しさが増す!


ガキィィン!!


由佳莉さんの攻撃に吹き飛ばされて後ろに吹っ飛んでしまう!何とか体勢を立て直したその瞬間、


ゴォォォォ!!


横から炎が迫ってきていた!!


「うぉぉ!!」


《アイスシールド!!》


間一髪で盾を出し直撃は避けたが少し炎をくらってしまった。


「すまん!ってサリヤ様の使い魔!?」


「ここまで戦いが広がっているんですか!?」


「・・・っく。そうだ!外壁が爆発で壊され蛇人族が攻め込んできた!同時に城が爆発されたようで指揮はめちゃくちゃだ!ゼール王やシルビア様の安否は不明で我々は城に向かっているところだ!・・・ユカリ様?」


龍の顔だが俺の顔を見て少し怪訝な表情をし、由佳莉さんを見て更に険しい顔になるのがわかった。恐らく人間が黒幕だと言う話を聞いているのだろう。


「・・・・・・レイトサン。」


「ユカリ様!城は大丈夫なのでしょうか!」


それでも城の状況を聞くのは忠誠の表れか。だが由佳莉さんの様子が更におかしくなっている。俺の方を見て何やらぶつぶつ言っている。


「・・・・・・ヤッパリ・・・。・・・ソウデスネ・・・ワタシガヤラナキャ・・・。」


「由佳莉さん?」


近寄ろうとした時、彼女に蛇人族が襲いかかる!


「由佳莉さん!右だ!」


バキィ!!


竹刀の一閃でそれを吹き飛ばす!


(さっきまでとは、威力が・・・。)


由佳莉さんの急な変化を認識しようとした。だがそれより前に別の龍人族が彼女に近づいた。


「ユカリ様!ご無事ですか!」


「だめ!!」


そして、龍人族も、薙ぎ払った。


「由佳莉さん・・・。」


「ユカリ様!?」


決定的に、彼女が変わったのがわかった。


「アアアアアアア!!」

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