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白い夢

真っ白い空間にいる。寝たのにこんなところにいるということはこれは夢だろうか。それにしてはとてもはっきりと意識がある。地面を見てみるとコンクリートの地面が果てしなく広がっている。所々に見たことない肖像画や制服、剣道道具などが浮いている。そしてそれらの奥に一輪の大きな花が咲いている。それは穴の中で見た花にそっくりだ。元の世界の物として懐かしさは感じるものの、覚えのない物ばかりで違和感を感じる。


「なにここ。」


呟いて更に周りを見ると花の近くに見覚えのある人が誰かと一緒にいる。


「由佳莉さん?横にいるのは、誰だ?」


銀髪?長身長髪で女性のような気がするが。考えていると由佳莉さんがこちらに気づいて手を振ってきた。


「   」


声を出しているようだが聞こえない。


「おーい」


がしっ


手を振るために挙げようとしたその時後ろから誰かに手を掴まれた。


「?」


誰かと思い振り返ると、


「マスター?」


マスターが立っていた。だがおかしい。


俺の右手を握っているのはマスターの右手だ。


「行くな。」


その言葉を聞いて意識が無くなった。

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