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昔の話

私のお母さん、人間だったの。

お父様と出会う前のことは全く教えてくれなかったけど、綺麗な長い銀髪が大好きだった。

お母様って呼んだら「堅苦しいからやめて」って言われたわ。

なにより強かった。

お父様と同じくらい強かった。

一度別の国がうちの国に攻め込んできたときがあったんだけど、何万もの敵にお父様とお母さんは最前線で戦って半数を倒したって聞いたわ。

魔物が凶暴化、まだ魔獣と呼ばれる前に行商が狂った魔物に襲撃されたと聞いた時も直ぐに出向いて魔物を壊滅させていた。

昔は人間ということで怪訝な眼を向けるものも多かったらしいけど、私が知る限りはそんなものは無くなっていたわ。

それで、あの日はお父様とメイガスが稽古をつけてくれていたの。

魔物が凶暴化してきているからってことでね。

・・・その時、お母さんが乱入してきた・・・。

入ってきたときからおかしかった。修行場の扉を魔法で壊して、いきなりお父様に切りかかっていったわ。

「ミナ!どうしたんだ!私がわからないのか!」

お父様と斬りあってたところで、爆炎魔法を使ってお父様と、私の盾になってたメイガスを吹き飛ばして、私に斬りかかってきた。

私は全く反応できなかった。

ただ、後ろに下がろうとして転んだだけ。

それで右腕を斬られたんだ。

そこでお母さんの動きが止まって、・・・体が爆発した。

内側から爆発した、って感じじゃなくて、自分の爆炎魔法を使って、自爆したみたいな感じだった。

そして跡形もなく、持ってた剣と私の腕諸共消えた。

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