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一日目「ラブコメ回と磔刑」8②

100日毎日小説チャレンジ、12日目です。

戦闘描写、やっぱり書いてると楽しいね!

 モンスターを片付けたエイトは、アンの方がどうなったのかと振り返る。

 どうやら彼女はまだ戦闘中。必死になって火を振り回して威嚇して、骸骨戦士に歯を鳴らして笑われている所だった。


「えいっ! やあっ! どうだっ! 参ったかっ! あっちいけっ!」


 手持ちの道具は松明のみで、持っていたはずの愛刀マサムネは近くで真っ二つ。もはや松明を左右に揺らしている様子はまるで神頼みをしている巫女のようにも見える。

 一方で敵は未だ無傷で武器も古びているが戦闘痕が見当たらない。アンの大袈裟な動きから察するに、力任せに振って壁や地面にぶつけて自ら折ってしまったのかもしれない。


「はあっ! ふぅっ! そろそろっ! いい加減っ! なんとかなれーっ!」


 そう叫びながら全力で松明を振り回しているアンだったが、ふと両手が空っぽのまま振っている事に気付いた。


「……へ?」


 間抜けな声を上げて周りを見回してみれば、離れた所にすっ飛んで転がっていく炎が見えた。

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!!!」 


 これを好機と捉えたのか、あるいは見世物がなくなったからか。骸骨戦士は緩慢な動きで剣を振り上げ始める。

 分かりやすい大振りの攻撃が繰り出され、アンは体が竦みながらも無我夢中で器用に転がり回って避けていく。一回、二回、三回――運良く躱すが幸運はいつまでも続かず、いつの間にか自分から隅に追いつめられて逃げ場を失ってしまう。


「あっ…………」


 絶体絶命。

 本来ならあるはずの眼球の代わりに窪みにはめられた深淵が彼女を見下ろす。


「ひッ――――…………」


 アンが恐怖に震え、涙声を引き攣らせながら言葉を絞り出した。


「た……た、たす……たすけ…………」


 だが人の声がアンデットに理解できるわけもなく。

 無情にも引きずっていた剣を持ち上げて躊躇なく再び攻撃モーションに入った――――


「――――危ない!」


 強襲。

 骸骨戦士の後頭部へ、エイトが背後から強烈な唐竹割りを食らわせる。

 直撃した頭蓋骨は粉砕。鉄剣はその勢いのまま第一肋骨に接触し、左側の肋骨を胸椎に沿って縦に根元から全て叩き割った。骸骨は破片を周辺に飛び散らせながらその場に崩れていく。


「ふう。アン、大丈夫……?」

「あ、ふ…………ひあ……………………へ?」

「アン……? おーい?」


 口を開けたまま白目を剥いたアン。

 意識がないらしく、声にもかざした手の動きにも反応しない。

 アンが放心状態になるのも無理もない。骸骨戦士に襲われている最中に突然目の前に剣先が降ってきたのだ。あまりのショックに驚きを通り越して茫然自失になってしまったようだ。

 海水でも湧いてるのか、近くから水の滴る音が聞こえる中、エイトは彼女が落ち着くのを暫く待つことにした。

ねむい・・・ではまた明日ー・・・( ˘ω˘ )

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