異世界召喚コライアへの誘い
俺の名前は山神隼人。どこにでもいる中学生だ。年は14歳
これは異世界召喚に巻き込まれる前の俺の一度目の異世界召喚の話。
退屈な授業も終わりを迎え、夕礼も終わり帰宅部の俺は家に帰るべく教室を出て廊下を歩いていた。
夕陽に照らされた廊下を歩く同級生達、ときどき走っている奴もいる。
今日は友人全員部活やら用事があるので俺一人の帰宅になる。
・・・・・たまにはこういう静かな時間も悪くない。
そんなことを思いながら帰り道を進む。
今日は気分を変えて川沿いから帰るか。
土手の上を歩いて帰る。周りには誰もいない。
河原にはすすきが帆をゆらしている。もうすぐ冬休みだ。
・・・・・今日、帰ったら何をしようか。まずは宿題、それがおわったらゲームかな・・。
宿題のことを考えていると足が止まった。
否。
足が止まって動かない。
びっくりして足元を見ると、魔法陣らしき紋様がびっしり書き込まれていた。
とっさのことでびっくりしていると魔法陣が完成してしまい。
俺はこの世界から姿を消した。
☆☆☆
「勇者、勇者よ、山神隼人よ。」
目を開いたら不思議な光が目の前にいた。
流星が降る不思議な夜の世界で目の前に光が浮いている。
「勇者よ、突然の召喚申し訳なく思う。だが、我の力を受け入れる器を持つものは汝しかおらんのだ。」
不思議な光はそういうと輝く流星の雨が俺に向かって降り注ぐ。
「受け取ってほしい、夜の神たる我が祝福を」
「ちょ、まっ」
あんなのが降り注いだら死んでしまう!と目をつぶりそうになりながら叫ぶ
「う、うわああぁぁぁぁぁっ!?・・・・・ぁ、うん?」
流星が体の中に吸収されていくように同化していき、流星が同化するごとに力が漲り、知識があふれてくる。
「はああああああああああああああ!なんじゃこりゃああああああ!」
「・・・・・元気よすぎて我驚愕。」
光?さんに呆れられながらも咆哮が止まらない。
☆☆☆
光さんは夜の神アリーヤというらしい。
「魔王が誕生したので討伐してほしい」
とのことだった。
「俺、戦ったことなんかないんですけども」
「すまない。条件に当てはまる者が君しかいないのだ。恨んでくれて構わない。」
そうもうしわけなさそうに開き直られてしまった。
「我が祝福を与えたので強くなる下地はできているはずだ、戦闘は慣れていってほしい。」
「マジですか・・・・。」
戦闘なんて怖いだけだろうからあんまりしたくないんだけども・・・。
「事はこの世界、コライア全体の危機だ。君に嫌われようとも我は君を送り出さねばならん。」
「そう・・・ですか・・・」
アリーヤ神の決意は固そうだ。それならこれだけは確認したい。
「もし、魔王を討伐出来たら元の世界に送還してくれますか?」
「夜の神アリーヤの名において誓おう。魔王討伐が終わり君が望むならば送還しよう。」
「それを約束してくれてよかったです。」
うむ、とアリーヤ神は言うと続けて言った。
「汝に授けた祝福だが多種多様に渡る才能である。かなりの力をこめておいた必ず役に立つだろう。」
「多種多様な才能・・・ありがとうございます。できるだけ使いこなして見せます。」
「うむ、人里に近い場所に召喚する。」
「・・・わかりました。」
そして、俺は異世界コライアに旅立った。