第88話 発見! 歓喜!・・奈落 ~ ほっとくニャ!
こんにちは
今日、明日は更新無しと記載しましたが午前中に時間が取れましたので更新いたします。
はい、相変わらず話は進まず、内容は薄いです。(もうこのセリフばかりで申し訳ない)
では第88話
どうぞ。
知矢と使用人、それにニャアラスを加えた一行、あっ、それに知矢の従魔となったピョンピョンも合わせ10人と1匹はスライムを捕獲し水の浄化実験を急遽行う事にした知矢の思い付きでラグーンを2台の馬車で発した。
今は街道から脇間道へ逸れた一行は最初の休憩にと木材伐採や加工が盛んな森林にある衛星小都市への門前へ停車してた。
そこで知矢の目に入った番小屋で休息中の門番たちの光景。
目を輝かせた知矢は彼らに近づいて行くのだったが。
「少々訪ねたい事があるのですが・・・」
「ああ?」番小屋の兵士は近寄ってきた冒険者を訝しぐ観るがまだのんびりした様子だ。
「あなた達が・・・今吸っている煙草なのですが・・ひょっとしたら匂いから察するに何か爽やかな吸い心地なのでは?」
目の前の兵士が吸う煙草。この世界でもよくある手巻きの紙巻きたばこだが知矢の感じた香りがひょっとすると探し求めていたメンソール系のタバコではないかと思い目を輝かせたのである。
「ああ?これかこれは只のタバコの吸い口にメンテン草の葉を刻んだ物を入れて吸い込むとよ、こう何て言うか吸い心地が爽やかっていうかすっきりして気に入ってんだ。
なんだ興味あるのか。おれのお手製だが吸ってみるか」と兵士は気前よく煙草ケースから1本出して知矢へと差し出した。
「えっ!良いんですか。じゃあ遠慮なく」と煙草を受け取った代わりに知矢は無限倉庫に入れていた小さな酒瓶を出し「代わりと言っては何ですがこれよかったらどうぞ。」と差し出した。
「なんだよ、たばこ1本で酒なんか貰えんぞ」と戸惑う兵士をよそに知矢は受け取った煙草を鼻の下へ寄せゆっくりと香りを吸い込んでみた。
「あああぁ~」と息が抜けるような声を出し数カ月ぶりのタバコの香り、しかも知矢が探し求めていたメンソールの香りが微かにするのを感じワクワクしていた。
微かに震える手でそっと口にくわえ指先を「パチン」と鳴らす様にし火を起こしそっと煙草に火を点けてゆっくりゆっくりと僅かずつ火の付いた煙草のけむりを吸い込んでみた。
口内へ広がる微かな爽やかさとメンソールの香り、そして肺へ吸い込まれるニコチンの心地よさ。
一服付けただけだが確信した。「これが俺の求めていた味だ!」と。
僅か1本のタバコを大事に大事に吸った後「はぁぁぁ~」とクラクラクラと余韻を堪能した知矢。
都市で煙草を扱う店や加工する者へ聞き込んでみたが出会えなかったこの味。知矢はやっと出会えた!とまるで生き別れの恋人にでも再会した思いだ。
「兄ちゃん、ずい分美味そうに吸うな」と兵士たちにからかわれるがそんな事はお構いなしに
「すいません、とてもいい煙草でした。良かったらこのタバコはどこで売っているのか教えてくれませんか」
と詰め寄る知矢
何興奮してんだ?何か悪い薬でも入ってたのかと言う変な目で見られながらも
「いやああれは俺がたまたま山で見つけたメンテン草を刻んで普通のタバコと一緒に巻いただけだ。山を探せばメンテン草に出くわすことがたまにあってな。ああだがもうこの時期だ。気温が朝はかなり低いからもう来年にならないと手に入らないな」
兵士の話を聞き興奮した思いが一気にどん底に叩き落された知矢は両手両ひざを地面につけ愕然としていた。
様子を見て居た使用人たちが集まり「おいご主人様どうしたんだ」「具合でも悪いのですかね」「ピョーンピョーン?」
と心配し近づこうとしたが
「ニャア、ありゃあほっといていいニャ」とニャアラスが頭の後ろに手を組みながらあきれ顔で告げた。
「ニャアラス兄さん解っているの?ご主人様どうしちゃったの」と獣人メイドのマクが心配してニャアラスに詰め寄る。
「ニャニャ、トーヤは大好きな味のタバコを探し求めているのは知ってるだろ。そいつらしいのがあの兵士が吸ってて分けてもらって喜んでたらもう山に好きな香りの草はにゃい時期だって言われて落ち込んでるだけだニャ」
ほっとけほっとけと煙草に興味のないニャアラスは使用人たちに説明した。
「でもご主人様があんなに残念そうに落ち込んでるなんて…」と一緒の気持ちになって沈むマク。
「でもさ、サーヤが言ってたよ。
(「ご主人様には長生きしていただくためにタバコは絶対ダメ」)って」
ミミはサーヤから言われていたが実はリラレットからも「ご主人様が元気で長生きをしていただく為に!」と称して食事を含めた生活環境に気を使うよう全使用人には指示が出されていた。
知矢としては転移前、一度バイク事故で死を経験しているが最高神の計らいで異世界へ転移し自由に余生を送るよう言われていたししかもその際実年齢60歳を超えた知矢を16歳まで若返らせてもらっている。
そのせいか心身ともに若返った知矢は段々身体の老いを感じ抑制していた事柄が解放された気分にもなって活発に行動していた。だが行動や飲食、睡眠に無理をさせているように使用人たちには見受けられ心配していた。
だが知矢自身としては逆でこんなに快調な健康体になったんだから好きな事をめい一杯やって老後を楽しもうと思っていいるのだから使用人と知矢のギャップは埋められない。
しかも「神様に転移させてもらい若返った」などと軽々しく言えるわけもなく、そして最高神から授かった魔法の力。その中にある”光魔法”未だ使用してはいないが最高神によると
(「LVが相当上がれば魂の奇跡(死にそうになった時に心身ともに即座に回復)も使えるかもしれん」)
とほぼ神の奇跡の様な力まで与えられている。
この事からも知矢の気持ちは余裕が生まれより自由に生きられる核心を持っての行動なのだが。
サーヤは知矢が転移者で若返ったと知っているはずだがすっかり忠義を尽くす使用人の心になっている様で自分の事はさておきリラレットと共に「ご主人様大事!」が忠誠心が高い使用人の中でも特に突出していたのだった。
「・・・おおい、若いの。どうした、大丈夫か?」
地に手足を付け愕然としたままの知矢に兵士たちはどうしていいやら困り顔。
使用人たちも心配しながらもニャアラスやミミからの話を聞いてリラレット達からの注意事項もあった事を思い出し半ばあきれながら様子を観るしかなかった。
「ユーラ、ユーラ」とピョンピョンも体を揺らしながら見守るだけであった。
本日午後より出かけますので今夜、明日の更新は本当にありません。
よろしくお願いいたします。
昨日の後書きにて”訪れてくださった方が1万人を突破しました”
と記載しましたが本日確認いたしましたらすでに1万1千人を超えておりました
誠に誠にありがとうございます。( ;∀;)
拙い文章、薄い内容、ドラゴンも襲撃せず、Hなシーンも無く伝説の魔人やスタンビートも起こらないこの話にお付き合いいただきありがとうございます。
今後とも細々と更新したく思います。




