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老齢オヤジが死んだけど異世界でゆっくり老後をおくりたい~チートに大金ゆっくり老後、あれ俺若返ってるけど?  作者: 通りすがりの浪人者


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第218話 潜入?突撃?襲撃? ~ 「無駄だニャ」

再び大雪警報が出されている関東地方。

こんな日はどうぞ拙い小説でもお読みくださいね。

では第218話 どうぞ。





 知矢の屋敷近くの陰に(ひそ)(あや)しげな集団は小声で半ば興奮(こうふん)しながら話し合いをしている。



 「仕方がないわ。どう考えてもこの屋敷は変よ、だからこそ何か秘密と情報が隠されているとみて間違いないわ・・・潜入(せんにゅう)してみましょう!」


 「わーい、賛成」

 モスリーの決断にエルは即座(そくざ)賛同(さんどう)の声を上げ早速(さっそく)背負(せお)っていた槍斧(ハルバード)を手にした。


 そんな二人に対しハザトは驚愕(きょうがく)

 「馬鹿!何考えてんだ。少し落ち着け」

 ハザトは二人の前に立ちふさがる様にしながら両手を振り上げて阻止(そし)を試みる。


 「兄様、だって仕方がないじゃないですか。状況(じょうきょう)はひっ迫していているのに時間が無い。それにこの屋敷以外で情報を(つか)めるとしたら後は騎士団の詰め所へ突撃(とつげき)するか管理貴族の屋敷()襲撃(しゅうげき)するかしかないですよ」


 「エル!だから何で突撃とか襲撃とか物騒な行動に出る。モスリーももう一度落ち着け。本当にいつものお前らしくないぞ」


 「ハザト兄、貴方こそ状況を分かっているのかしら。ハザト兄が聞きこんできた情報よ。もしかしたら今頃騎士団による拷問(ごうもん)を受けてその”魔族の少年”が(つら)い目にあっているかもしれないのよ、いえひょっとすると勢い余って殺されるかもしれない。そうなってから後悔しても遅いわ。

 それに今の門番から聞いたじゃない


  『この屋敷の主は貴族様じゃないぜ』と、


 なら日頃から厳重な警備が施されている騎士団や管理貴族を相手にするよりこちらへ潜入して情報を集める方がまだましなのではないかしら」 

 口調は落ち着いて論理的に話をしているように一見聞こえるがハザトにはとてもそうは思えなかった。


 「だからなんども言っているじゃねえかこの屋敷には”ヤバイ”奴が何人もいるって。それにそもそもいつものお前らしくねえってよ。なあ考え直せよ」

 半ば泣き落としのような声を出して阻止を試みる男であった。



 彼らは気が付いていないが後に何故あの時もっと落ち着いて情報を集めて精査しなかったのであろうかと疑問を持ち反省の弁を口にしたのはモスリーであったのだが今の彼女はハザトが言う様に”いつもの彼女らしくない”思考と行動に陥っていた。


 「でも兄様、さっきからあの屋敷を探っていますが全く兄様が言うところの”ヤバイやつ”の気配も魔力も全くと言っていいほど感じませんよ。やっぱり気のせいじゃないですか」

 そうなんでも無い様に言う一見少女のように見えながらも槍斧(ハルバード)を軽々と手にするエル。


 その言葉に一瞬くだんの屋敷の方を振り返りながら躊躇するハザト。一度目を閉じて己の中で思い出す様に先だって感じた恐ろしいい”ヤバイ”感じを再度探る。


 「・・・・」


 ハザトは閉じていた目を開き肩の力を抜いて二人へと向き直った。


 「ねっ、何も感じないでしょ」

 にこやかに笑みを見せるエル。その手には知矢の知る日本の魔法少女が手に持つ聖なる木から産み出された枝などの軽いワンドを振り回す様に槍斧(ハルバード)を掲げる少女がいる。


 「だがな・・・」

 確かに今は何も感じなかったハザトであったが先ほど接した”ヤバイ奴”の気配をぬぐいされないでいる為即座に同意が出来ずにいるのだった。







――そんな彼らを少し離れた場所から見つめる存在。


 「兄貴、あいつら動かないで何か揉めてるっすね」

 そう呟くのは知矢を兄貴と慕う冒険者でもあり今は知矢のもとで配下の様に活動するボンタである。


 「ああそうだな。さっきお前が宿に探りを入れてた時の様子からすると三人の意見が未だまとまっていない様だな。フェリシアお前には聞こえるか」


 傍らにはもう一人、いやもう一匹、子犬の姿に変化して自らの気や魔力を控えめにしているフェンリルの特殊体でもある知矢の従魔がいた。


 「主様、まさにそのようです。先刻我々をつけていたあの男がその他の二人を必死に制しているようです。ですが先ほど再び屋敷の方へ気を探る様子がうかがえましたのでこの後行動に出るやに思えます」


 フェリシアは普段知矢と行動を共にする際は始終周囲に気を張り怪しい気配、敵対する気配がないかを探っている。

 その際は周囲の者に悪影響を及ぼさぬようその内包されている膨大な魔力を極力抑えているが屋敷などへ戻ると気配だけでは広い屋敷の外まで感じ取る事が難しい場合もある為僅かに自身の魔力を用いた結界を生み出しそれを感知レーダーの代わりに使用していた。

 その魔力の範囲に何者が侵入すれば即座にフェリシアが判別することが出来る。


 知矢の行使する【探知魔法】のレーダー機能の様にビジュアル画面が表示されるわけではないが”感じ取る”事の方がフェリシアにとっては使い勝手が良いと思われる。


 しかしそれは薄く押さえ気味にしているとは言いつつもフェリシアの魔力は感じる者にとっては巨大な力を持つ何かだと感じる為場合によってはフェリシアの存在をあからさまにする原因にもなる。

 今回の場合そのフェリシアの魔力を感じ取ったハザトがその例だ。


 知矢達を付け回し屋敷へ探りを言える気配を見せながらそのフェリシアの”ヤバイ魔力”に触れたハザトが即座に逃げを打ったのは正解であったのだが。

 その後は知矢に命じられたボンタが得意の行使力(スキル)【気配消失】の能力をいかんなく発揮してハザトを今度は逆に尾行し宿を特定。そのまま行確についた。 (行確:行動確認。監視活動の事)


 それらボンタからもたらされた情報をもとに再び屋敷へ向かった三人を待ち受けて闇に潜む知矢達であった。



 「しかし兄貴、あいつら何者っすかね」


 「そうだな、言葉の端端から推察すると”あの少年”の関係者だと思われるがフェリシアの魔力を感じ取った様子から下手に【鑑定魔法】を使うと奴らにバレそうだしな」


 「関係者ってことは魔族っすか? そうは見えないっすね」

 ボンタは聞きかじりではあったが物語として市民に広く伝わっている魔族の姿を想像し目の前の三人がその際たる特徴である”角”を有していない事から魔族以外の何か関係者であると認識でしかない。



 「魔族に関する知識は俺も乏しいが確かに見た目は普通の人族の冒険者だよな。ただ魔力は人族のそれにしては多いように感じるが」


 『主様のおっしゃる通り並の者の魔力を大きく上回る様です。しかしあの魔族の少年の魔力と似ているかと言われると明言できませんが』

 フェリシアは魔力の質を感じ取り比べる事で種族の違いを見極めようとしたが叶わなかった様子だ。


 『・・・(私には魔族の魔力、魔神魔法の気配を感じますよ)』

 もう一人の従魔G・(ゴールデン)D・(デス)S(スパイダー)のピョンピョンは知矢もフェリシアも感じ取れない何かを感じたようだ。


 「そうなのか、さすが聖魔法の使い手だな。ピョンピョンは凄いな」

 知矢は感心するように肩に乗る従魔を指でなでながら褒める。


 G・(ゴールデン)D・(デス)S(スパイダー)が行使する魔法の特性は最高神の加護を得て発現する聖魔法である。片や魔族の魔法は魔族の神である魔神の加護を得ることで行使される魔神魔法。

 実はこの両神により与えられた魔法の特性には得手不得手が存在し最高神の聖魔法は魔神の魔神魔法に対するに特性上の差し引く力の優劣が存在の為魔神魔法に対して聖魔法は些かの苦手意識が特性上存在する。


 その為G・(ゴールデン)D・(デス)S(スパイダー)の従魔はその魔神魔法の魔力を機敏(きびん)に感じ取ったのである。


 しかし知矢もフェリシアも最高神と名乗る老人より授かった能力でありG・(ゴールデン)D・(デス)S(スパイダー)と同じく聖の特性を持つものであったが魔神魔法を特定し感じ取ることが出来なかったのはG・(ゴールデン)D・(デス)S(スパイダー)の中に長い歴史と共に連綿(れんめん)と受け継がれてきた種族の能力(DNA)がなされる物であろう。



 「しかし”魔族の少年”の関係者だとしてもこの屋敷に探りを入れるのは何故だ。俺なら騎士団の方を探るがな」



 「そうっすよね。あっしでもそう思うっす。ですが奴らの宿で聞きこんだ様子は騎士団やアンコール伯爵の方を避ける様な話だったっす。あとはあの男が感じ取ったフェリシアさんの魔力に何かを感じ取った結果じゃないっすかね」

 ボンタの推測は合っていた。



 三人の中ではいつも情報から行動を正確に見極めていたブレーン役でもあるモスリーが誤った判断をしたのには訳がある。

 先に話した”魔族の少年”と言いうワードがその冷静な判断を狂わしていたのだが知矢達に今はそれを知ることが出来なかったのであるのは致し方が無い。



 そうこう知矢達が話し合っているうちに少し離れた物陰に動きがあった。




 「だーっ、仕方がねえ。解った解った。だが実際どうするよ。柵を乗り越えて屋敷の裏口でも探して入り込むのか。だが潜入したとして何を目指す。情報を握っているのは誰だかもよくわかねえんだぞ」

 諦めて半ばやけくそで同意したハザトは潜入後のプランについて指摘した。



 「えっハザト兄様決まっているじゃないですか。兄様が冒険者ギルドで目撃した若い冒険者でしょ。話の流れからその冒険者が”魔族の少年”を捕まえたってことでしょ」

 エルと名乗る少女の様な女は当たり前でしょと呆れながら答える。



 「・・・だとして間取りもわからず、屋敷の中に何人の手練れがいるかも不明なんだぞ。潜入したとしてその冒険者を探し回っている間に他の者と出くわしたらどうすんだよ。片っ端から殲滅するってか。それこそ大騒ぎになっちまうぞ。やっぱり無理だ。情報を得るどころか直ぐに市中警備の騎士や兵士が駆けつけるだけだ。()めだ()め!」


 ハザトは一度嫌々ながらその気になったものの現実的に考えてどう考えても無謀であると考え直し再び反意をしめした。


 「・・・」

 その言葉を聞いたモスリーは黙ったまま少しうつむいて考えこんだ。


 (確かに、私たちはそう言った潜入や情報を探る行動に慣れてはいない。ここで無理に潜入して何も情報が得られなかった場合、無駄になるどころか返って警戒を強めるか若しくは騎士団の介入を呼び込むだけ。ハザト兄の言う通り少し行動が無謀で浅慮(せんりょ)だったのかしら・・・・そうだとしたら私らしくないわ。ではどうするべきなの・・・・)



 数瞬(すうしゅん)の間をおいて顔を上げたモスリーは

 「わかりました。ではこうしましょう!」

 一同を見渡したモスリーは表情をきりりと改め新たな行動指針を表明した。






 ――再び知矢の屋敷正面門前。



 「あぁん?」

 夜半を迎えて人通りが絶えて久しい通りに人の気配を感じた冒険者の門番が暗闇に向け視線を向けて凝視した。



 「よお兄弟、また会ったな」

 暗闇から現れたのは先ほど過ぎ去った冒険者の三人であった。



 「・・・」低ランクで門番の仕事も臨時雇いであったとしてもこんな時間に先ほど通り去った者が再び姿を見せる事に訝しさを感じるのは当然であり門番役の冒険者は無言で警戒をしながら近づいてくる三人の行動を見守り体に力が入った。



 「・・・まあそう警戒しないでくれよ兄弟」

 ハザトは幾分ぎこちない様に見えながらも好意的な態度を見せながら門へとゆっくり近づいた。



 「待て、こんな夜更けに何用だ」

 門の中にいた門番が誰何(すいか)の声を上げる。その手は既に携えている短槍を握る様子が力を込めていることが見て取れる。


 「おいおい待ってくれ。怪しい物じゃねえ」

 そう言いながらもハザトは(どう考えても怪しいよな)と解っていたが両手を肩の上へ上げ戦意の無い事をアピールしながらもう数歩門へと近寄った。


 「そこで止まれ」門の中の冒険者が厳しい声を発し男の行動を抑制しながらさらに後ろに続く女二人を観察した。

 (一人は少女の様だが、もう一人は魔法使いか・・・こんな時間だが念には念を入れるか)

 そう考えながら男は知矢から渡されて手にしている魔道具のスイッチへ魔力を込めた。


 すると



 「うわっ!」

 「眩しい!」

 「なんだこりゃ!」



 知矢の屋敷や門、柵の周囲や上部に取り付けられた数十にも及ぶ光の魔道具が一瞬で周囲を昼間のごとく照らし出しまばゆい光に包まれたハザト達三人は驚きの声を上げた。


 その中で小柄な少女に一見、見えるエルは驚きの声を出しながらも即座にその俊敏さで身を走らせ門の柱を足場に虚空へ駆けあがるとその光の根源を手にしたハルバードで粉砕したと思うと瞬時に飛び上がり数個の光を破壊したところで声がかかる。


 「待ちなさいエル!」

 魔法使い然とした様相の女性モスリーが慌てた声を上げながら少女の行動を止める。


 しかしその行動を攻撃と受け取った門番役の冒険者も同時にもう一つのスイッチに魔力を流し込んだ後であった。


 『ビーッ・ビーッ・ビーッ・ビーッ・ビーッ・ビーッ』


 屋敷の中に聞いた事も無い音が鳴り響くと同時に今煌々と照らし出されている光の魔道具の数倍の光が屋敷中からさらに広範囲を照らし出された。


 すると同時に屋敷の左右や邸外の建物から即座に多くの者が駆けだし門や周囲へ散開する気配も見られると


 「エルの馬鹿やろう早まりやがって! ダメだ逃げるぞ!」


 男は即座に光の魔道具を破壊した少女へ罵声を浴びせながら魔法使いの女性の手を掴むと踵を返し通りの暗闇へと一目散に駆け込もうとした。




 『何処(どこ)へ行く。この屋敷と主様(あるじさま)へ用があったのではないのか』


 

三人が逃げようと走り出した方角から重々しい声が行く手を(さえぎ)った。




 その声に三人は瞬時にその身が拘束されたかの如く硬直し動くことが出来なくなった。


 「っツ・・・・」

 苦痛の表情で声も出せない魔法使いの女性。


 「やっぱいたじゃねえか!」

 その身を(わず)かによじりながら身に浴びせられる殺気に後悔(こうかい)を口にする男。


 「えっ私が動けないって!なんで?」

 自身の怪力に絶大なる自信があったはず少女が困惑(こんわく)の声を上げる。



 その視線の先には煌々と輝く光の魔道具の明かりをその身を纏いながら三人を見つめるすらりとした体躯の女性の姿があった。

 手にしている殺気を帯びた剣は紫煙と光り輝く緑煙を纏いながら三人へ向けられている。



 「逃がさぬ様囲め!しかし迂闊に近づくな! 包囲したまま警戒しろ」


 さらに敷地の周囲から門外へ飛び出してきた者たちへ向けて警備担当責任者のサンドスが他の警備担当や雇い入れた使用人へと激を飛ばす。


 数十人の警備担当や冒険者に囲まれた三人。思うように体が動かせない中必死に視線を周囲に巡らせながら状況を精査し逃げ出す手を考えるモスリー。

 (全く体が動かせないわ、何の魔法? 対抗手段は・・・・)

 必死に(あらが)(すべ)模索(もさく)するモスリー。


 

 すると・・・・・

 「こんな夜更けに我が家へようこそ。大したもてなしは出来ないが歓迎しよう」

 光の中から長身の女性の他に新たに姿を現し声を発したのは・・・当然知矢である。



 「あっ、あいつだ!」

 身動きの取れない状態で知矢の姿をまばゆい光の中から見つけたハザトが声を上げた。


 「・・・そうですか。どうやらまんまと待ち受けをされていた様子ですね」

 その言葉にあきらめと自身の短慮を自覚したモスリーの声が続く。

 



 警備の者たちの輪が徐々に(せば)まるなか諦めて脱力するハザトとモスリー。

 「うー!こんなの!!」未だ諦めきれないのか必死に力任せに脱出を試みるエル。


 しかし、そこへ新たな一手が


 『・・・(今回のは特別製ですよ!)』

 光の中の男の肩から飛び出したG・(ゴールデン)D・(デス)S(スパイダー)は空中で口腔から何重もの光る糸を吐き出すと一瞬で三人を絡めとった。


 「なんだって!G・(ゴールデン)D・(デス)S(スパイダー)だと!クッソ!」

 男は身動きが取れない状態でG・(ゴールデン)D・(デス)S(スパイダー)の突然の出現に驚き必死に魔力を練り拘束の上掛けを取り去ろうと試みた。



 『・・・(無駄ですよ。これは前のと違って特に魔力を込めましたからね)』

 知矢とフェリシア以外には届かない念話で話すピョンピョンはそれでも勝ち誇ったように自慢げに語った。



 G・(ゴールデン)D・(デス)S(スパイダー)自慢の糸。しかも聖の魔力を込め結界ともいえるその技を施した洞窟の入り口の封印をいとも簡単に破壊されたピョンピョンは今回はその折の屈辱を晴らすべく練りに練った聖魔法を込め新たに作り出した【鉄壁防壁】魔法で作り上げた特製の糸であった。



 「フェリシア」

 知矢の声に瞬時に理解した女は自身の発していた殺気を鎮め三人の拘束を解き放った。


 そう、三人の動きを拘束していたのはフェンリルの変異種であるフェリシアが放っていた殺気に依るものである。

 しかしもう一人の従魔が物理的に拘束を完了した今、周囲へ展開するほかの使用人たちへの影響も考慮し知矢は殺気を鎮めさせたのであった。


 「っつつつ・・・」殺気の拘束から時離れた三人はそのまま地面へ崩れ落ち糸に拘束された芋虫のように横たわるのであった。


 


 「さてご近所迷惑にならない様に撤収するか」


 知矢の命で光の魔道具の明かりも消され静かに持ち場へ帰る使用人たち。


  そして屈強な警備担当に担がれるようにして運ばれるゲスト(侵入者)の三人。


 「ニャア、酔いがさめたニャ。呑みなおすかニャ」


 参戦せず後方で騒ぎを見物していたニャアラスの言葉に苦笑いを浮かべながら(今夜はまだ眠れそうにないな)と嘆息しながら撤収する使用人たちを見守る知矢であった。








 一昨日から1泊で実はツーリングへ行っておりました。

 蔓延防止は理解しておりましたが人のいないところを一人でさすらう。そんな旅です。


 宿も小さな人のほとんどいない小さな温泉旅館。宿でも気を使い時間を区切って風呂を貸し切りにしながら提供するなど対策も万全。

 夕食も部屋でとり他者の接触はほとんどない状態でしたね。宿も苦心をしている様子がうかがえます。


 そんな半ば言い訳をしながら行ってまいりました。(;^_^A


 でも快晴で気持ちの良い澄んだ空気の中最高のツーリングになりました。


 皆様も諸事ご注意しながらこの中国ウイルスとの戦いを生き抜いてください。


 では次話にてまた。



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