知らなかった
「単刀直入に言う雪菜と今後一緒に行動するな」
その彩華の言葉で私の頭は真っ白になっ……たりはせず、ただただ落ち着いた状態で
「わかった。やはり、雪菜の私への態度が原因で雪菜にヘイトがいっていた?」
「ああ、夏姫のクラスや夏姫の近づくとうまいこと誤魔化していたようだが、雪菜に対して、宝城様を蔑ろにするなんてや、宝城様のお陰で今があるのに自分から離れるなんてバカ女とか、色々雪菜に対して陰口を言っている者が多く存在していた。」
やっぱりか……いつか、私の居ないところで呼び出されたり嫌がらせをおこなうものが増えるだろうと私は予測した。
「一緒に行動しなくなれば、安全ってならないよね彩華」
「ならないだろう、でだ、夏姫のグループを作りかってな行動をさせないようにしろ。」
難しいことを言う、グループを作り抑制させろだなんて……
「別に難しいことはない、私達には、最高のグループがある。」
「作っても居ないのにグループがあると?」
おかしなことをいう彩華に怪訝な表情をする。
「宝城様と、彩華の非公式のファンクラブの人達ですね……」
「はい?えっ?」
んんん??なんだって!?ふぁふぁファンクラブ??杏の発した言葉に私はおおいに混乱した。
「あ?夏姫知らなかったのか?入学初日からファンクラブ設立されてたぞ」
彩華が最高にイラッとくるぐらいニマニマ楽しそうに私達が入学したその日にファンクラブなるものができていたとつげ、彩華は気付けて私は気付けなかったことに少々……いや、かなり悔しい気持ちなる。
ついに、笑い転げだした彩華を睨み付ける。
「まあ……彩華も入学して半年私がファンクラブの事を教えるまで知らなかったですし、ファンクラブの人達、人数が多いのにしっかり統率されて、彩華と宝城様にバレることがないように慎重に動いてましたから。」
赤坂さんが私にフォローの言葉を投げかけてくれ、それを聞いてファンクラブに対して関心した。
笑い転げていた、彩華が正気にもどり話しの続きを再開する。
「私がファンクラブ会長に接触して、目的を聞いたところ二人の望まないことはしないし望まれないことをするものが居れば陰ながら排除し二人によりよい学園生活を送っていただくを信念に活動してるそうです。」
赤坂さんが調べてくれたことが誠なら、これほどまでに私の望むことを実行できるグループはないだろう。
「明日、その会長さんに会ってみたいと思う。赤坂さん会長さんに連絡などは可能かな?」
「可能ですが、多分明日朝にあえるとおもいます。会長の名前は1こ下の高根由梨愛さんです。」
んん、高確率で私に朝一番に立ち止まり挨拶をかけてくれる後輩の名前だった。