複雑な気持ちと罪悪感で登校
短い!
私とお父さんが朝食をとり終え朝を優雅に紅茶を飲みながら過ごし、それなりにいい時間になるとお母さんと、まだ眠いのか眠気眼を擦りながらお母さんに手を引かれた。まだ幼い私の弟、優が起きてきた? まだ、起きてるか若干怪しいけれど、お母さんに席に座らされ小船を漕いでるところが凄く可愛い弟だ。
やっぱり、まだ夢中の様子、お母さんに身体をゆっさゆっさ揺らされ 「起きなさい優、優!」
と起こされている。
「んあ~お姉ちゃん起きた~?」
起きがけに私をみるとふんにゃり笑顔になる。
「ええ、お姉ちゃん起きたよ~」
聞けば、私が夕食を取らず泣きつかれて眠っていたのを可愛い弟優は心配してくれていたそうだ。
「おはよう、優」
「おはようございます、お姉ちゃん!!」
可愛さのあまり手が自然と優の頭へ、そして柔らかな髪をなでなでする。家の子凄く可愛すぎ!!
朝から可愛すぎる弟優にデレデレした私は学校へ行く準備を終わらせふと思う。
そう、いえば朝いつも一緒に私の家の雪菜と一緒に送迎車で学校へ向かっていっていたけど、朝は一緒に登校出来るのだろうかと……
スマートフォンを取りだしメッセアプリを開きメッセを送る。
数分後既読がつく
ユキナ
朝は一緒に登校できる~西城君部活で朝練があって登校時間合わない~
ナツキ
OK~じゃあ、いつもの時間ね
ユキナ
了解であります!!(^o^ゞ
メッセを閉じ、支度を始めた。
サッカー部は朝練があったか、雪菜と一緒に過ごせる時間があって内心すこしばかりホッとする。
もし、朝も西城と一緒に登校すると言われたらショックで学校を休むところだったかもしれない!!
服を着替え姿見でおかしなところがないか確認し、気付く目が昨日泣きすぎて充血していた。
どどど、どうしよう!! 冷やす?いや、間に合わない、言い訳を考えないと!! 言い訳言い訳うーーんん
結果
「あれ?夏姫ちゃん目が充血してる?なにかあったの」
「ふふ、私の天使(弟の優)との遊びの中で目にもいれても痛くない可愛さの天使の指が私の目に入っただけさ」
「痛かったでしょそれ……ふーん、そっか!でも、きおつけなきゃ、最悪失明しちゃうよ!」
「う、うん……きおつけるよ」
送迎車内、気取り気味に苦し紛れに放った言い訳が雪菜に通用した。私の可愛い可愛い優、言い訳に優の事を使ってしまった酷い姉でごめんね……
罪悪感と苦し紛れに放った言い訳が通用した。複雑な気持ちで雪菜と学校へ登校した。
読んでくださりありがとうございます!!次話もよろしくお願いします!