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この、手にできぬものを私は掴みたい  作者: やいよるこい
20/25

昼食~あれれ?

短いです!

 いつも通り、授業を受けお昼の時間になった。

 雪菜は西城ととるだろうと考え一人ではお昼が味気ない、彩華ととるか?いや、杏さんとの逢い引きの邪魔は出来ない。

 じゃあ、誰ととるか……スマフォを手に一つ閃く、そうだ、FCの子を誘って今後のために親睦を深めよう。


 早速、メッセで誰か私とお昼をとらないなという趣旨のメッセをFCグループ特に私側のグループに投下する。

 5秒しないうちに何十人と記録がつく。


「お、おおう?」


 ついつい、驚きの声をあげてしまうほどの速さだった。

 そして、グループ内全員が私とお昼を取りたいと返信がきた。

 さて、どうしようか……一つ使われていない教室を借りるか……いや、100人ぐらいいるから収容できないか?


 場所をどうするか考えていると、高根さんが場所を確保したと、個人メッセが送られてきた。


 あとは、食堂で受け取った食事を食堂の外に持ち出す許可…スマフォから、連絡帳を開きある人物に連絡をかける。


 数分後私は持ち出し許可を取りつけ、その趣旨の話をメッセに投下するともう、50人ほど参加者が増えた。


 段取りが終わり、私は教室からでようとした。


「な、夏姫ちゃん、ひ、久しぶりに一緒にお昼しない?」


 雪菜にお昼を誘われた。嬉しいことだでも、タイミングが悪すぎる。


「ごめん、今日は先約があってね。いつものように西城ととってくれ、じゃあ、私は急ぐから」


 まただ、でも今となっては距離を置くことが目的で私はこれでよかったのだと思うことにした。


「はい、お待たせAランチね」

「ありがとう、おばちゃんおいしくいただかせてもらうよ」


 食堂のおばちゃんから受け取った食事を手に私は確保してもらった教室へ向かう。


「宝城様お待ちしておりました。皆席にて宝城様と一緒の空間では食事がとれると今か今かとうずうずしていますよ。」


 教室前で待ち構えていた高根さんが扉をあけ私をエスコートする。


 中へ入るとどこかの人気アイドルが登場したようにきゃーーーと歓喜の声がきこえ…なく、皆すごくいい笑顔で瞳が気のせいか輝いて見える。あと1部もしもしそわそわしている子がチラチラ見えた。


 案内されると、そこは一番前の教壇で机はいい感じにメイキングされ、イスは絶対この教室にはなかっただろうと思えるふかふかの黒い椅子だった。たしか、校長室にあったのと似ているような。気がしないでもない。

 ともかく、用意された席につくと、高根さんがどこからかマイクを取りだし、私にわたす。

 どうやら、音頭をとってほしいようだ。


「あーあー、皆今日は急なお誘いにも関わらず、参加してくれてありがとう。まぁ、放課後にはまた会うことになるのかな?お腹がすいただろう?話は短いがここまで、食事にしよう。いただきます。」


「「「いただきます!!」」」


 こうして、お昼はただ、楽しそうに食事をとるFCの子達を観察しつつ、結局ポツンと一人でたべた。


 あれれ?1人と食べたくないからFCの子達を誘ったのに隣とかに一緒に食べてくれる人がいないなぁ……




次回もよろしくお願いたします!

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