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月夜譚 【No.301~】

悪夢 【月夜譚No.397】

作者: 夏月七葉
掲載日:2026/04/12

 ロボットに追いかけられる夢を見た。もうあと少しで追いつかれると思った瞬間に目が覚めて、飛び起きたベッドの上で彼は大きく息を吐いた。

 怖い夢なんて、何年振りに見ただろう。そもそも、最近は何かと忙しくしていて夜はぐっすりだったので、夢自体暫く見ていない。

 気持ちが悪いと思ったら、パジャマ代わりのTシャツの背中が汗でぐっしょりと濡れている。ベッドから足を下ろしてTシャツを脱ぎ、着替えを取ろうとクローゼットに目を向けて固まった。

 クローゼットのすぐ傍に置いてあるプラスチック製の収納ケース。その上に、ちょこんと座る玩具があった。

 彼がまだ幼い頃に買い与えてもらったロボットの人形だ。年月が経って薄汚れ、角も少しばかり削れている。くすんだ目には何も映らないが、どうにもこちらを見ているような気がしてならない。

 先日、大掃除をしていて押し入れの奥から出てきたものだ。そういえば、夢に出てきたロボットに似ているかもしれない。

(……いや、まさかな)

 彼は首を振り、クローゼットの前に立った。

 僅かに首を傾げたロボットが自分を見つめているとも気づかずに――。

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