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初めての依頼

ギルドから紹介された、家へ向かう。

着いたところは領主の屋敷だった。


「ご飯を食べるために頑張る~。」


シオリはやる気みたいだ。



「領主様の家なんて初めてきたよ。てっきり、ひどく汚れた家とかそういうのかと思ってたんだけど。」


「すみません。ギルドの依頼で来たのですが。」

門番に話しかけて、通してもらう。


ギルドでもらった紙を見せて、屋敷の中へ案内される。


「私は領主のエドワード・クニールだ。来てくれて有り難う。」

鮮やかな赤い髪、深緑の瞳。

40代くらいであろうか。

大分疲れている様子だ。


「息子なんだがね。物に当たり散らすもので、すぐに汚れてしまうんだよ。」


エドワードは、最近妻のエレンが病気で亡くなり、息子が荒れまくっている事を話してくれた。

「色々やってはみたのだが、上手くいかなくてね。」


「できれば息子の相手をお願いしたい。」


「遊び相手ですか。」


「そう受け取ってもらって構わない。」


なるほど‥。

そういう事か。

ギルドで書かれていた内容と少し違うが、世間体が悪くて書けなかったのかもしれない。


「10歳の男の子ね。どんな子だろう。」

シオリはつぶやいた。

ぼくたちは案内され、息子さんのいる部屋の前に来た。


コンコン

立派なドアを叩く。

さてどうやって入ろうか。


「こんにちは、少し入ってもいい?」

シオリが優しく話しかける。


「何だよ」

息子のアドルの声。


「勝手に入ればいいさ。」


許可が降りたので、ドアを開ける。

部屋を見てギョッとする。

よくもまぁ、こんなに壊したものだと…。

高そうな石像に、絵画、花瓶も割れていた。

掃除も嘘ではなかった。


アドルは大人しくしていた。

紅葉もみじ色の赤い髪、新緑しんりょくの瞳。

父親にそっくりだな。


大人が来ると思っていたのか驚いていた。


「猫族の子供が何しに来たんだ?」

シオリに向かって指をさす。


「お掃除に来たのよ。凄いことになってるわね。」


「そうか。勝手にすればいいさ。」

アドルは横を向いて、ちらちらとシオリを見ている。


「‥大きい物から片付けようか。」

ぼくは重たそうな石像から運び出すことにした。

シオリが持ちたそうにしていたが、危ないので断る。

とりあえず、部屋の隅に置く。


こういうのって修理するんだろうか?

手とか折れてるし、ボロボロだけど。

ホウキで粉々のかけらを集め、袋にまとめて入れる。


「お前さ‥また来るのか?」


「私はシオリよ。そうね‥領主様に聞いてみないと分からないわ。」



****


宿屋へ向かう帰り道。


「好かれたみたいだな。」


「興味があるだけじゃないの?猫族だし。」


部屋の大まかな片づけは終わったが、息子の相手をするという依頼なのでしばらく通うことになった。


「思ったより稼げそうだから良かったけど・・。」

お金の余裕がありそうなので、しばらく同じ宿にすることにした。


何だか、もやもやする。

何だろう。


「そういえば、家事スキルが付いたみたい。」


「そうなんだ。」


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枝葉 しおり 10歳 猫族 異世界転移者 冒険者

HP 30/50

MP 40/50

スキル 家事 魅了

魔法属性 不明

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「変なのも付いてる‥。」


「本当だ。ピンチの時使えるかも。」


「ピンチって何よ、そんなの御免だわ。」


シオリってたまに独特な言葉使うよな。

10歳ってこんなものか?

それともイセカイテンイシャだからだろうか。


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