表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/24

最初の森

「あれ?ここは…。」

見たことある場所。

いつもまきを拾っていた森だ。

どうやら城から移動してきたらしい。


シオリは気を失っていた。

魔法を使ったからだろうか。


ここから以前住んでいた家は遠くない。

シオリをおぶって家まで運んだ。

最初シオリに会った時も、森で倒れていたところを運んだんだっけ。

あれから1年しか経ってないんだな。



****



クリミア城では二人がいなくなったことで大騒ぎになった。


「先ほどまでいたのに‥どうしたことだ??」

騎士団長のワットが困惑していると‥。


「恐らく転移魔法ね。」


城に呼ばれていたAランク冒険者、ローズが言った。


それにしてもあの子やるわね。

前はそんな魔法持っているとは思わなかったけど。



****



「シオリ気が付いた?」


「あ、あれ私‥。」


シオリはぼくの家のベッドに寝かせていた。

「魔法使ってから倒れちゃったんだよ。魔力枯渇(こかつ)ってやつかな。さっきの使わない方がいいかも。」


「そっか。」


シオリは穏やかな表情になっていた。

家に来たから安心したのかもしれない。


「少し休んだ方がいいかもな。」

ぼくはシオリの頭を撫でる。


「前から言おうと思ったんだけど・・私の事、子供扱いしてない?」


「子供だろ、10歳だし。」


「……。」


シオリの顔は真っ赤だ。


「もういい!」

ぷいっと横を向く。

ぼく何か悪いことしたっけ?


「それにしても‥部屋、意外と綺麗なんだよな。どうしてだろ?ほこりがたまってても不思議じゃないのに?」


久しぶりの家でくつろいでいると、ドアが開いた。


「物音がすると思ったら、帰ってきたんだね。」

隣のケイ叔母さんが、顔をのぞかせた。


「あ‥。」


「家は綺麗きれいにしておいたから、あまり汚れてないだろ?またいつでも帰ってこられるように。」


そっか‥そういう事か。


「お久しぶりです。ケイ叔母さん掃除してくれてたんだ、ありがとう。」


「勝手にやった事だから、お礼なんていいよ。」


ケイ叔母さんはそれだけ言うと帰ってしまった。


「良い人だね。」


「うん。そうだね。」


穏やかなイリエ村、ぼくはこの村が大好きだ。

何も無いところだけど、人々がみな優しい。

出来れば迷惑かけたくないな。



****



数日後、深緑の髪の女性が、イリエ村を訪れた。

偶然来たかのようにふらっと現れる。

ローズは、ぼくに何を言うでもなく、他愛のない話をしてきた。

時折、シオリの体調を気遣いながら…。


「何か困ったことがあったら言ってね?いつでも相談に乗るから…。」


「あ、あのっ!」

シオリが口を挟んできた。


「‥城を逃げ出してしまって、私だけじゃなく、フォレスにも迷惑かけて‥どうしたらいいのか‥。」


「この世界だと死刑とかになるんですか?」


シオリは涙ぐんでいた。

そういえば、王様に反逆したことになるのか?

シオリの体調が心配で‥考えてなかったよ。


「シオリ、落ち着いて?大丈夫だから。」

ローズがなだめる。


「城から居なくなったことも騎士団長に上手く言っておくし、大丈夫だから。お姉さんに任せておいてね?」


面白かった


続きが気になる!


と思ったら


下の☆☆☆☆☆から作品の応援お願いいたします。


面白かったら☆5つ、つまらなかったら☆1つ正直な感想で構いません。


ブックマークもいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ