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プロローグ 「はじめての異世界転生」


「君がこれから転生する世界は、ユグトラジアという平和な世界だ」



ーーーユグトラジア?



「そう!様々な種族が住まう広大な世界。魔法もあれば妖精もいる世界さ!壮大な冒険譚がお望みなら少しばかり退屈かも知れないがね」


 仰々しいローブを纏った優男が、身の丈程もある杖を地面に叩きつける。瞬間、杖の先端から円陣が広がり、光を放ちながら現れた魔法陣が俺の身体を包み込んだ。


ーーーああ、そりゃあよかった。よくあるゲームみたいに、魔王を倒せ、なんて言われたらいくつ命があっても足りなそうだしな。


 そう返すと優男は一考し、ニヤリと笑った。



「安心しろよ少年!君が勇者になることはないさ」




 薄れていく意識の中、遠のく優男の呟きが耳に残る。




「なにせこの世界の魔王は、100年も前に勇者によって倒されているのだからねーーーー」


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