(新装)街には真理が落ちている?
見送ってくれたアルティアーナさんに軽く会釈して店を出た俺は、先刻と同様、人目を避ける為に物影へと入ると、買った物を《荷物袋》に入れて手ぶら状態となる。
そこで腰に差した同田貫も入れておこうかと思ったが、見た目が丸腰状態では不届き者に絡まれる可能性が高くなるかと考え直し、余計な諍を避ける為にもそのままにしておく。
折角この世界の文化に馴染む為に服も購入したので、早速、《荷物袋》の性能を活かした『瞬間お着替え』を試みるが、何故かスキルが発動せず全くの無反応状態である。
【《スキル》の特性により、装備を交換する際には一度、その装備品を収納する必要があります。ですから、全身を覆う衣服を一度に交換する際には全裸状態となる必要があり、その状態から身体に近いモノを順番に身に着ける形になります。本当に実行しますか?】
何らかの問題が発生してスキルが使用不能になったのかと思いアタフタする俺に、『天の声』サンからの説明と最終確認の言葉が告げられた。
「(えーと、人目を避けているとはいえ、こんな街のど真ん中で全裸になるのは流石にマズイですよね?)」
【その件に関しては貴方の判断に委ねます。が、参考意見としては、『旅の恥はかき捨て』という考えによる安易な行動は、後々の後悔に繋がる結果を招く可能性がありますのでお勧めいたしかねます】
「(はい。分かりました。ご忠告の通りにいたします)」
・・・子供の頃に憧れた宇宙の刑事さんバリの『瞬間武装装着』は、幻想に満ちた異世界に於いても夢と潰えるようです。
【それに関しましては理論として実行可能です。武器を出し入れするのと同様のイメージで、身に着けている服の上に防具などを装着すれば実行されますが、それには全ての装備品を装着した後の正確なイメージによる実行が必要となる為、かなりの実践経験による熟練が求められます】
・・・えっ、真剣ですか! 遣ります! 必ず遣り遂げて見せます!
まさかの展開に喜び興奮した俺は、試しに《神武の司武纏》を使って装着とその解除を何度か繰り返してみる。
・・・善し、バッチリです!
何も問題なく上手く実行できた事に満足した俺は、続いて同田貫と戦闘衣を同時に装着するのに挑戦してみるが、戦闘衣を普通に着る事が出来ても刀が逆さまになったり、反対に刀はちゃんと身に着けられるが、戦闘衣が片袖通らなかったりという不完全な状態を繰り返すばかりであった。
二つの装備品だけでもこれ程に難しいのかと思う反面、練習次第では憧れの完全瞬間武装装着も夢ではないという確かな手応えを得る。
『三つ子の魂、百まで』ではないが、幼い頃に見た幻想的現象の現実化の可能性に俄然テンションも上がる。
しかし、いつ他者に見られるかも分からないので、『瞬装』の練習は後日じっくりと、別の場所で遣る事にした。
・・・まあ、変身ヒーローは漢にとって永遠の憧れだから、仕方が無いよね?
必要な買い物も無事に済ませ、色々な意味で気分も良くなった俺は、朝の爽やかな空気に包まれる街をのんびりと散策する事にした。
最早、便利を通り越して万能といっても良い《異世界言語習得》の恩恵で、掲げられた看板から何の店かを理解していく俺の目に、『魔法屋』という意味は分かるが内容が解らない看板が映る。
「可能性としては、店の名前を示す『屋号』か、本当に魔法の類を扱ってる店のどちらかだな」
看板まで出ているのだから一見さん及び冷やかしお断りという厳しい対応もされないだろうと思い、『百聞は一見に如かず』という言葉に従って知的好奇心を満たす事にした。
「こんにちは、ここは何のお店ですか?」
「はい、こんにち…、はっ?」
カウンター越しに物静かというか落ち着いた声音で返事をする店主(?)の声が、途中で微妙に上擦る。
「……魔法屋、ですけれど……」
一呼吸した後に発せられた店主の返答の声は、困惑しているのかまだ僅かにだが上擦っており、互いの間に気まずい空気が流れる。
「済みません。異国流れの身の上で、『魔法』というモノに馴染みが無くて、妙な事を言ってしまいました」
悪意は無かったとはいえ、相手を煩わせたのは事実なので、ここは素直に謝っておいた。
「いえ、そういう事でしたら仕方がありませんね。しかし、異国の方とはいえ、魔法に馴染みが無いとは珍しいですね」
気まずい空気を食んでしまった故に、秘技の一つ『笑って誤魔化す』も使えず、下手に視線をそらす事も出来ずに見詰め合う形になった相手を失礼が無い程度に観察してみると、長衣のローブのフードで顔を鼻の上まで覆った『魔法屋』という名に相応しい様相をした女性だった。
そして、その顕わになっている部分の肌艶と声質から、身に纏っている落ち着いた雰囲気に反して、かなり若い年齢である事が分かった。
俺が『魔法』に対し持っている認識を正確に言うなら、『知識としてなら知っているが、実際には見た事が無いモノ』である。
「では、簡単に説明させて頂きますが、ここでは魔法や魔導に関する知識と、それに関する道具を扱っています」
その説明を聴いて、正に『魔法屋』であると納得すると同時に、一つの疑問を抱く。
「『魔法』と『魔導』は違うモノなんですか?」
逆に『言葉としての両者の違いを説明してみよ』と求められたら、俺の答えは『同意義』か『同じようなモノ』である。
そんな事を俺が考えていると、いつの間にか俯いていた彼女がプルプルと小刻みに全身を痙攣させ始めた。
「違います! 全く! 全然! 誰が何と言おうとゼッータイに違います! 一歩、否、百歩譲って『魔術』と『魔法』は同じモノでも良い事にしましょう! しかし、『魔法』と『魔導』は完全に別モノです! それを同じと考える人間は一度人生を遣り直すか、魔導神様に奇跡を願って頭に最高レベルの回復魔法をかけて頂くべきです!」
・・・何か彼女の地雷を踏んだっぽくて、ヤバいスイッチが入ってしまったみたいです。
それから彼此三十分程の間、熱い魔法と魔導の違いに関する講義を(半強制的に)受ける事と相成りました。
ちょっと熱すぎるが、それでもこちらが初心者である事への配慮を忘れない彼女の気遣いに敬意を表して、真剣に耳を傾けた結果、次の事が理解できました。
その① (彼女の見解では)厳密に言えば、『魔術』と『魔法』と『魔導』は其々が別のモノである。
その② (彼女の見解では)『魔術』とは、自然界に存在するエネルギーである『魔素』を使って引き起こされる現象の全てを示すモノで、例えば『魔道具』と呼ばれるアイテムを使って起こせる『生活魔法』なるモノは、厳密に言えば『生活魔術』と呼称するべきであるらしい。
その③ (彼女の見解では)『魔術』の中でも、『呪文』と呼ばれる特殊な意味を持つ言葉を紡ぐ事によって、自らの意思を反映させた超常現象を起こすのが『魔法』である。
その④ (彼女の見解では)『魔導』とは、『呪文』或いは『魔法陣』等の特殊な術式を用いて、所謂、『神』等と呼ばれる特異の存在の力を導き、それによって超常現象を起こす事である。
その⑤ そして、彼女が自分の店で取り扱っているのは、飽くまで『魔法』であり、『魔導』などという他者の力に縋らなくては何もできない無能者共の心の拠り所などでは無い(特に重要なのはこの部分らしい)
最後のモノに関しては、暗い情念にも似たドス黒さを感じさせる危険な臭いを孕んでいた。
彼女が抱くそれに自分と似た臭いを感じ取った俺は、『袖すり合うも多生の縁』という事もあり、真摯な気持ちでそこに至る理由を尋ねてみる(勿論、『火に油を注いで』大火事になって火傷するかもという恐怖は『ちょっぴり←(本当はかなり)』ありました)
ストレス発散により鎮静化したのか、冷静さを取り戻した彼女は少し恥ずかしそうに、この街に暮らす『魔法使い』達が、神聖教国の神官から『貴方達、神の使徒ならざる者達が魔法を使えるのは、慈悲深き我らの神の恩恵であるから、それに対する感謝の気持ちを示しなさい』と言われて、強制的に『お布施』という名の献金を払わされている事を教えてくれた。
亡き祖父より伝えられた我が家の『家訓』の一つに、『物事を断ずる時は、必ず自らの目で見、自らの耳で聴き、そして自らの心で考えよ』というモノがある。
だから、彼女の言葉を鵜呑みにする事は出来ないが、以前に女将達から聴いた話と合わせれば、その信憑性は極めて高かった。
「魔法に馴染みが無いという貴方にとっては、特別な意味の無い話だったかも知れませんが、少しでも魔法に興味があるのでしたら、私の考えに対する率直な意見をお聞かせ頂きたいのですが……」
求められた事に応えるなら、それは『物事の道理を正しく理解しようとすのならば、先ず、それを妨げる可能性のある感情は切り捨てるべきである』という、ある種の『お為ごかし』でしかない言葉が浮かび上がってくるが、それを告げる前に確かめなくてはならない事があった。
「(『天の声』サン聞こえますか?)」
【はい、聞こえてます】
「(今の彼女の見解は、実際の所は如何なるモノなのでしょうか?)」
・・・はい、所謂所の『カンニング』ですね。
【素晴らしき見識であると思われます。完全な『真理』に至る為には、貴方が考えた通り、多少の穿った見方が悪影響を及ぼし阻害しておりますが、間違いなく『この世界に於ける真実』というに相応しき見解です。蛇足かもしれませんが、何れの神と呼ばれる存在に対する信仰心の有無に関わりなく『知性』ある存在であれば、この世界に於いて『魔法』と呼ばれる力を使用する事が出来ます。『魔導』に関していいますと、信仰心の有無はその効力に対し大きな影響を与えますが、正しい『術式』さえ理解していれば誰でも発現自体は可能です。因みに蛇足の蛇足になりますが、『神聖教国』という集団が掲げる聖神教の教義に説かれる『世界神=この世界に於ける最高神』という考えは誤りであり、正確に言いますと『世界神』がこの世界を維持する為に、様々な守護の力を以って支えているのが他の神々と呼ばれる存在であるというのが正解です。更なる蛇足を付け加えますと、聖神教に於いて教皇を始めとする高位の神官達が使っている力は、実際の所その殆どが『魔導』ではなく『魔法』であり、神官である大半の存在が『神聖魔導師』ではなく『魔法使い』と名乗るのが正しい形となります】
(「…? それは『お布施を多く出さないと神の奇跡は使わない』と言う方針が取られているという事ですか?」)
【正確に言いますと、『使わない』ではなく『使えない』ですね。先程も説明させていただきましたが、『魔導』に於ける行使者の信仰心は、その効果に大きな影響を与えます。ですので、聖神教の神官として『世界神』が在る『御処』に至る為の道標である正しい術式を知っていても、その力を導くのに必要な信仰心が足りなければ、『魔導』は発動しますが効力を以って発現はしません。ですから、彼等は発動後の効果を『魔法』で代用しています】
「(あの、それって『羊頭を掲げて狗肉を売る』という『詐欺』以外の何者でもないのでは……?)」
【はい、全く以ってその通りです。ですので、彼等は自らの信仰心の欠如を誤魔化す為、反対に信者に対し強い信仰心を求め、自らの『魔導』の劣化的効果を相手の信仰心の欠如とする方針を取っています】
・・・おいおい、そこまで遣りますか……。救いが無さ過ぎるぞ、聖神教。
【寧ろ救われないのは、彼らに掲げられている『世界神』の方と思われます。『子の不始末は親の責任』という考えも在りますが、彼の神が『神託』を用いて間違った方向に在る信徒達を正しく導こうとしても、高位神官の殆どが信仰心の欠如によりその声を聞く事ができませんし、信仰心が在る者がそれを聴いて諫めても、『異端者』として教団を追われる事となります】
・・・最低ですね。
【更に付け加えますと、信徒達の振る舞いにより彼の神自身が多くの存在から良くない評価を受けております】
その『天の声』サンの説明で、俺の脳裏に、昨夜、アーテが口にした「聖神教の神は『威張りん坊』で『意地悪』」だという言葉が甦る。
・・・よし、『義を見て為さざるは勇無き也』だ。真実を知った今、それを黙って見ている訳にはいかない。いつかアーテ達の誤解を解き、『世界神』殿の無念を晴らして差し上げよう。
嘗て、級友が学校に持ってきた玩具が無くなる盗難事件が起こった際、探偵気取りで首を突っ込んで見事に隠されたそれを見付けながら、その手際の良さから逆に事件の犯人ではないかと疑われて、切ない思いをした事がある俺としては、冤罪で苦しむ者を見捨てる事は出来なかった。
とはいえ、転生してからまだ二日目な上に、『異国流れ』という奇特な設定を背負う身としては、それを果たす方策などある筈もなく、取り敢えず、挨拶代わりに『聖神教』に対してではなく、『世界神』に対しお参りに行く事を誓った。
「あの、やっぱり変な話をして済みませんでした」
『天の声』サンとの通信による夢想状態に入っていた俺の反応を誤解して、申し訳なさそうに彼女が告げた謝罪の言葉が俺を現に引き戻す。
「いえ、そういう訳ではなく、『大国主』と『因幡の白兎』の事を考えていました」
因みにコレの元ネタは、『三国志』に於ける魏の武帝(曹操)が、その下にいた知謀の士である賈詡と交わした後継者問題における遣り取りである。
これこそが俺がぼけーっとしていて人の話を聴き逃した時に、それを誤魔化す為に使う常套手段にして、三十六の秘技の内の一つ、『謎の言葉でうやむやにする』である。
しかし、異世界で遣るには不適切な限りのネタを使った為に、正直な所、効果が極めて微妙であった。
・・・『(白)兎』といえば、リフィナは元気にしているだろうか……(何か感慨深げに思い出に浸っているが、実の所は昨日会って、昨日別れたばかりである)
取り敢えず、更なる『現実逃避』にも限界はあるので、大人しく先刻のアレな発言をフォローする事にする。
「否、俺が生まれ育った国に、悪戯が過ぎて毛皮を剥がれた兎がいまして、苦しんでるその兎をみた嫁取りで御幸してた神様達は、嘘の治療法を教えて更に痛がり苦しむ兎を笑うんですが、最後に通った神様である『大国主』様だけは本当の治療法を教えてあげ、兎は『貴方こそがその望みを果たすでしょう』と彼の嫁取りの成功を予見し、その通りになったという昔話があって、物事は誠実にして善良なる者にこそ味方するという戒めの様なモノですね」
それが本当に正しい解釈かは知らないが、如何に誤魔化し隠そうとしても、そのモノが持つ本質とは良くも悪くも隠しきれずに滲み出るのではないのだろうか。
少なくとも他者の傷口に塩を塗って喜ぶ輩とその真逆の輩がいれば、まともな者なら前者を選ぶ事は無い筈である。
「恨みを忘れて生きなさいという意味ですか?」
「否、無理に忘れろとは言いませんが、詰まらないモノに煩わされて、無駄な時間を費やすより、それを忘れて自分が為したい事、為さねばならない事を成すべきではないかと言う事です」
『言うは易く、成すは難し』と言う事は良く分かっているし、実際、自分自身が抱いた恨みを簡単に忘れられる性質では無い事も重々理解しているが、それと同時に感情が才能を殺す事も良く知っていた。
一言でそれを表すなら『仕事に感情を含めない』であり、それは、心を殺して仕事に励めという意味ではなく、物事を必要か必要でないかで判断しても、気に入るか気に入らないかで判断するべきではないという事である。
「『汝、為すべきを成せ』ですか、まさか異国の方から我らが神の教えを説かれるとは思いませんでした」
そう語る彼女の口元に刻まれたのは、好意的な意味での笑みでった。
「貴方の仰るとおりです。私は、真理の探究者でありながら、自らの詰まらない感情に捉われて、心を乱し過ぎてしまった様です。でも今の貴方の言葉でその乱れた心が晴れました。本当にありがとうございます」
そう言って彼女が静かに頭を垂れた瞬間、外から強い風が吹きぬける。
驚き小さな悲鳴を上げた彼女が慌てて抑えるよりも先に、風を含んだローブのフードが捲れ上がる。
そこに現れた彼女の素顔は、予想以上に若く、そして整った容姿を持つ少女のモノであった。
その瞳を彩る碧は、晴天の空の様に澄んでいながら、海の様に深い色を湛えた青玉に似た輝きを宿していた。
『真理の探究者』と自らを呼んだその言葉に違わぬ知性を感じさせる眼差しを持つ美しき少女の姿に、俺は、祖父の御伽噺に登場する『青玉姫』と呼ばれた存在を思い出す。
『青玉姫』、又の名を『真皇の王冠』、その姿は『ネコ』に酷似していたが、深い知性と慈愛に満ちたその本質を以って『神の御子』と呼ばれた存在。
そして、偽りの秩序と力の正義がもたらした混迷によって乱れた世界に於いて、その武才で偽りの王達を打ち倒し、世界の在り様を正した英雄の一人である《真皇》を護り支えた《女神の愛娘》。
彼女(?)の瞳も又、『青玉姫』という名の由来になる程に美しい碧の色を持っていた。
「あの大丈夫ですか?」
「ああ、平気です。しかし、凄い風でしたね」
見惚れていた事を悟れない様に、少し大げさな反応を示すと、彼女は愉快そうに口元を綻ばせながら、再びフードを被る。
「風の精霊達の悪戯にも本当に困ったものです」
これが異世界でなければ、雅な物腰だと感銘に似たモノを覚えそうだが、この世界の常識では日常の出来事の一つに過ぎないのかもしれなかった。
「それでは、話の続きに戻りますが、先程の言葉に付け加えるのならば、この店は、魔法の力を求める者にその助けとなる導きを与える事を目的としています。簡単に言うと魔術の初歩的な心得を教えたり、更なる成長の糧となる道具をお譲りしています」
「魔法の使い方を教えてくれたり、その助けとなるアイテムの譲渡販売をしてるのですね」
「はい、そうです。初級から中級の魔法で良ければ殆どが揃っていますが、上級のモノをお求めなら専門に修めてる方の弟子になるか、その秘術を記した魔道書等を手に入れる必要があります。但し、魔術は高位になればなる程、その習得には資質や才能を必要とし、誰でも覚えたり極められるとは限りません」
・・・求めても必ず与えられるモノでもないのは、どこの世界も同じという事か。
「例え初級の魔術といって、使う者の才能や才格によっては極めて有用な役割を果たすモノです。覚えておいて損は無いと思いますから、この機会に覚えてみては如何ですか?」
『備えあればう憂いなし』或いは『転ばぬ先の杖』である。
俺は、彼女の勧めに従い魔法を習う事にした。
・・・ブッチャけ、『魔法』という正にファンタジーな存在の出現に心の中では興奮が治まりません(ヒャッホー!)