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魔法剣士って最強じゃない?  作者: まかろん
1/7

――不遇たる所以――

第一話 「――不遇といわれる所以――」



ここはマリアフォード、たくさんの冒険者が暮らし、拠点にしている街だ。

「そこのヒョロいの、精々死ぬなよ、ガッハッハッハッハ」

「装備もまともにしてないような奴がアウトサイドにねぇ・・・」

そう、よほど物好きな鍛冶屋ギルドでもこんな職の装備など作らない。

「せめてパーティは組めばいいのにねぇ・・・」

こんな職を拾ってくれるパーティがあるもんか。

「あぁぁぁもう! こんなんならプリーストにでもすればよかったぁぁぁ!」


そう、すでに悪いこと、デメリットしかなかった。

この世界は近接職がトップメタ、いわば環境を支配している。

それ以外の職は頼られるどころか煙たがられ、もちろんパーティにいれてもらえることもない。

そして俺の職業は・・・「メイジ」

完全に終わってる。オワコン、マイナー職だ。

俺がそんな職業を選んだ理由はただ一つ、高位魔法の圧倒的ダメージだ

だからこそこの職を選んだのに・・・

高位魔法はおろか低位魔法さえ少ねぇじゃねぇかぁぁぁ

周りの目はあまりに冷たく、メイジなどは仲間にも入れてもらえなかった。


「せめてまだシーフにするべきだったかなぁ・・・ ハァ」

「いやいや、俺がメイジの強さを見せつけるんだ!」


そう、ついに来たこの日、俺は街を出て、アウトサイドモンスターをド派手に討伐するのだ。

もちろんソロで、周りの冒険者にメイジの強さを見せつけてやる!

と、思っていた・・・



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